2022年通信簿 39 吉田裕太

39 吉田裕太 捕手 31歳 年俸1000万円

【2022年成績】 E 58試合 112打数 5得点 21安打 打率.188 4二塁打 0三塁打 4本塁打 25打点 1盗塁 16四死球 23三振

初の一軍出場がゼロだった吉田は二軍でもこの数字となれば、31歳の働き盛りでの戦力外通告も仕方ありません。
21安打で25打点は勝負強さと考えれば代打としての起用もあったように思えますが、さすがに1割台で引っ張り上げるには無理があったのでしょう。
しかもそういった役割を求めない井口監督だけにこの結末は必然だったのか、哀しくも魔のドラ2に名を連ねて終わりを迎えてしまった吉田です。

これも性格か

ルーキーイヤーは同期入団の石川と多くバッテリーを組んでようやく正捕手の目処が立ったと喜びましたし田村との争いにも一貫して吉田推しでしたが、しかしルーキーイヤーがキャリアハイという見事なまでの右肩下がりでその凋落が分かりやすくもあります。
一時期に顕著だった主将大好きなロッテの編成にぴったりとはまった吉田は高校、大学と主将を務めてチームをぐいぐいと引っ張ってくれるかと思いきや、捕手としては逆に気の弱さと言いますかピンチになると投手と一緒にオロオロとするその姿が全てだったように思えます。
キャッチングの雑さと併せてどこか田中雅にイメージが重なってそして打撃を活かすとばかりにパワーアップの体重増が下半身の故障に繋がるという悪循環も手伝って、肝心の打撃は伸びず気が付けば捕手も守れる野手という中途半端な立ち位置で二軍で試合をやるための要員まで落ちてしまいました。
突き詰めるとやはり性格の問題なのか、前向きになれなかったように外からは見えたそのリードと立ち振る舞いが先輩を相手にしても堂々とふてぶてしささえある松川の獲得に繋がったのであればそれはそれでチームとしては意味がありましたが、こと吉田については残念としか言いようがありません。

今後はどうなる

今オフに肩を叩かれた選手で進退がはっきりしていないのは吉田のみです。
かと言ってトライアウトに参加するでもなくほとんど意味が無いそれではありますが参加せずとも声がかかる存在では無いとの自覚はあるでしょうからどういうつもりなのか、もし引退を選択していれば何らかの形でスタッフとして残れたかもしれないだけにどうなるかが気になります。
なかなかバッテリーコーチが発表されませんから金澤コーチの昇格、この金澤もどこか吉田と似ていて正捕手と期待されながらも伸び悩んで打撃を活かすとしながらも活かしきれずしかし二軍バッテリーコーチの職を得て、それと同じように補佐が付くかもしれませんが二軍でそういった役割になるのかもしれません。
ある意味で捕手失格とされた吉田のそれはどうかとは思いますが金澤コーチもそうですし吉鶴コーチもそうでしたし、どうあれ今後の報道を待ちます。

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