2024年通信簿 5 安田尚憲

5 安田尚憲 内野手 25歳 年俸5500万円

【2024年成績】 55試合 158打数 14得点 36安打 打率.228 13二塁打 0三塁打 0本塁打 15打点 0盗塁 13四死球 48三振 得点圏打率.250

緩やかながらも順調ではあった上昇曲線が足踏みとなった昨季はそれでもCSでスーパー安田になるなど存在感を示して、しかし今季は散々でした。
一軍に定着して以降で最低の数字は規定打席の半分にも至らず、しかもまさかのノーアーチはその存在意義すら問われる醜態です。
清宮とドライブラインに参加して柳田塾を卒業してその方向性は正しいと考えますが結果が伴わずそれが安田の心持ちにどう影響を及ぼすかが心配で、そうでなくても大海に揺れる小舟の如しの性格ですし、またグラグラしてしまうようであればかなりヤバい状況になるでしょう。
持ち直せるか坂道を転げ落ちていくか、お任せあれ、と抜擢してくれたスポンサーを失望させない来季であってくれよと願います。

気の毒ではあった

中村奨をサードで活かすために石もて追われたのが気の毒ではあって、これで中村奨が息を吹き返したのであればまだしも共倒れは災害でしかありません。
石垣島では朝特守でファーストの守備を練習していましたが苦労をしていたようで、それで打撃に注力できなかったのもあるでしょう。
もちろんプロである以上は言い訳はできませんが常勝2025を掲げるのであれば誰を中心に据えていくか、その観点でこの判断は疑問すぎます。
そもそも安田もおだてりゃ木に登る、が正しい扱いと考えていてそれに逆行する吉井監督のイジりを見れば安田を活かせる環境にあるとも思えず、来季もサードが聖域であればファーストはソトがメインでしょうしさらに出番を失いそうで、こと安田にとって明るい材料が見当たりません。
せっかくGG賞を獲れるほどにサードの守備力が向上したのにもったいない、さらには頑強さが売りだったのにぎっくり腰でのリタイアは慣れない守りの負担が理由ではないかと、残念ながら吉井政権が続くうちに、実態は金子政権かもしれませんが安田が浮上する絵がどうにも思い浮かばない現状に打ちひしがれています。

流出も・・・

そういった不幸はあれど安田がもうちょっと打てていれば状況が変わったかもしれず、あまりに打てなさすぎました。
たまにグリップの位置が上下するなど放浪の気配はあっても打撃フォームにそこまで不安定さがあったわけでもなく、しかし捉えきれないのは相変わらずです。
それでもサードで落ち着いて3試合ぐらいを任せればもうちょっと違った結果になったとは思い込みに過ぎないにしても、3安打猛打賞の次の出番が3試合後となれば言うても詮無きことで、これで調子を維持しろと言われたってが本音ではないかと、吉井起用の負の象徴のようになってしまった安田です。
出番が少ないことで結果を求めすぎたところもありそうな、とは言え消極的かつ思い切りの悪さは安田のままでそれがベンチの印象を悪くしているのかもしれず、いや、あの吉井監督がごめんなさいをしたシーンを見れば端っから吉井監督、金子参謀の眼中に安田はいない疑惑が浮上します。
昨秋からファーストを守り始めながら「競争は毎年あること、勝てるように頑張りたい。『安田はサードで』と言われるぐらいいい成績を残せるように頑張って行きたい」とこだわりを見せていただけに、このままの扱いが続けば「サードをやりたい」とトレード直訴なり国内FA権の行使なりでの流出もありえるでしょう。
これが安田の将来も考えてのファーストであればまだしも、二軍降格後にファーストだったりサードだったりと腰の据わらなさが拍車をかけます。

ガクンと

【オリオン村査定】 5500万円 → 4500万円 (▼18%)

あれこれ事情はあれど目に見える成績を残せなかったことで、大幅ダウンは避けられません。
これを発奮材料とするかできるか不満を募らせるか安田の性格からして落ち込むだけにも思えますが、あと二年を待てば環境が変わるかもしれませんし三年後には国内FA権を取得できる、下を向いてさらに数字を落とせば自らの可能性を潰すだけですし不埒な扱いに負けたことにもなって何もいいことは無いです。
上を向いて歩こう涙がこぼれないように、頑張れ、安田がまたサードで輝ける日が来ることを信じて応援し続けます。

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