2020年通信簿 5 安田尚憲

5 安田尚憲 内野手 21歳 年俸1300万円

【2020年成績】 113試合 393打数 32得点 87安打 打率.221 19二塁打 1三塁打 6本塁打 54打点 2盗塁 63四死球 106三振 得点圏打率.256

昨秋のウィンターリーグで15試合ノーアーチも.349、9打点、11四死球で出塁率.473と立派な数字を残して、自主トレでは「この1年で野球人生が変わってくる」と意気込んでいた安田でしたが、しかし開幕までは一軍の気配すら感じられない起用で三年目もその先行きが危ぶまれました。
ところがその開幕前に一軍抜擢の報道がありその報道どおりの開幕一軍、二戦目に三番スタメンとは何があったのか、そこまでの扱いからして計画的だったとはとても思えず、今となってみればそのときからレアードの腰への不安がベンチにはあったのかもしれません。
理由は何であれそこから24打席22打数1安打でも我慢をしたベンチの期待に応える地元初アーチを放つも調子は上がらず、それでもレアードの守乱でDHからサードへ、そして四番へととんとん拍子は7月には.289の3発12打点、8月は.200ながらも16打点と若き四番として奮闘しました。
107代目の四番は21歳3ヶ月、球団では山内、榎本、葛城、堀に次ぐ若さでその錚々たる顔ぶれからすれば、当然にチームの顔としての活躍が求められます。
ひ弱なレギュラーにならないためにも我慢は今季限りにして来季はガチンコ勝負で、力でポジションを奪い取る安田を楽しみにしています。

巧さよりもパワーで

終わってみれば2割ちょいと課題も多かったそのバッティングは、強く引っ張れないのが目立ちました。
開幕からして暫くは左肘を大きく上下させてタイミングを取り脇を締めてのスイングはどこか福浦に似ていて、ファンもチームも求めているのは福浦の巧さではなくパワーですからもどかしかったのが正直なところで、そのセンターから反対方向中心の打球性向はもちろんのこと、やや重心を軸足に残した見逃し方やインパクトで右足つま先が完全に上向きでかかとだけが残るフォロースルーも気になっています。
左肘の上下が小さくなったぐらいからスイングが安定してきましたが自分で考えたのか指導を受けてのものなのか、見た目の豪快さとは違ってどうも考えすぎかつ素直すぎる嫌いがありそうなのも気になり、そしてじっくりとボールを見る慎重さがその良さを殺しているような感じがあります。
もちろんボールを見ることは大事ですし、それで四球が増えて打率に比して出塁率が高いので一概に否定はできません。
しかし安田はそれが気持ち的なものも含めて受けに回って前で捌くのではなく引き付けて叩く形になり、そのため始動が遅くしかしスイングスピードが足りていないのかファールも三塁側が目立ち、強く叩けたときも左中間への打球が多いのもそれが理由でしょう。
引っ張れたときには松井のようなスイング軌道で鋭い打球になるだけに、ボールを見たって三振は多いのですからもっと前のめりに振りにいって欲しいです。
守備は昨季まで二軍も含めたその動き、横への鈍さや捕ってから投げるまでの余計なステップなどサードとしては無理でファーストが最適解だと考えていて、今季を見てもその考えに変わりはありませんが、それでも強い打球への反応はいいですし鳥越ヘッドとの特守の成果かそれなりに形にはなってきていて、何より嬉しそうに守っているのがいい、藤岡との三遊間は投手にとって恐怖でしかないでしょうが初芝の小坂のような存在を得れば大過にはならないと思います。
そんな四番サード安田には期待しかないですががむしゃらにやってきた今季からふと冷静になったときに考えすぎないよう、楽しくやっていきましょう。

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