スーパー安田だっ!

2試合続けて初回に先制するも前日ほど持ち堪えられずに裏にあっさりと引っくり返されて、以降はネガるしか無い展開での逆転勝ちです。
とてつもなくでかい白星だ、セデーニョの逆転ツーランでオリックスファンはもちろんのことオリックスベンチ、選手たちも勝った気でいたことでしょう。
これで明日に勝てば浮き足立って・・・くれないかな、不安定なリリーフ陣に頑張る打撃陣とこれまでとは真逆で何が起こるか分からないわくわく感があります。
そんな勝ち試合の功労者はもちろん安田、二回以降は田嶋に手も足も出なかったところが六回に岡のタイムリーに続いて2点タイムリーで勝ち越して、そして九回は殊勲の同点タイムリーと1stステージのサヨナラ打も含めれば渋く打点を稼ぎまくるポランコと双璧の活躍です。
その安田に村田コーチが「そのまま続けていってほしいし、来年は開幕戦から“よろしく”って言っている」って、あれ、来季に巨人の一軍打撃コーチ就任じゃないかと思ってるのですが違うのかな、それとも置き土産の激励なのか、どうあれ安田には頑張ってください。
角中がオフに銀髪に染めて優勝したら金髪にするって話がありましたが、安田はFinalステージ突破で金髪にしてよいんじゃないかしら、鳥山明にお願いしてコラボTシャツを作ってそれを配ってスタンドを埋め尽くすスーパー安田祭り、いくつか段階があったはずで安田にもさらなるレベルアップをしてもらいましょう。

和田の盗塁が効いた

そんな安田の同点打は和田の盗塁が大きかった、ワンヒットで同点になる状況に安田も気が楽になったでしょう。
それを警戒してかこれでもかと牽制されて、しかし何するものぞと果敢なチャレンジは失敗すれば叩かれたであろうベンチの指示なのかグリーンライトだったのか、これがあるからベンチがここぞのために和田を手元に置いておきたがるのも分かるだけに痛し痒しではあります。
岡も二打席凡退するも貴重なタイムリーツーベースを放ってガッツポーズ、中盤にして敗色濃厚な雰囲気が漂っていただけに二死から2四球での殊勲打は吉井監督みたく中嶋監督も「俺のミス」とコメントしていますが二死だっただけに、代えるのを躊躇したのは仕方がないでしょう。
その岡に代打を送った九回は角中で始まった大逆転劇の験を担いだのか、ビックリしましたしこれまた失敗すれば叩かれた起用だけにマジックは紙一重です。
角中がとっておきの代打として残っていたのは左腕に石川慎だったから、1安打1四球はいずれも得点に絡んで素晴らしすぎます。
同点打の安田に代走は「ウチの今の投手事情を考えると延長になると絶対無理」って身も蓋もないですが田村に代打山口もそう、勝負に出た賭けに大勝ちでした。

明日に活かそう

先発のメルセデスは5回7安打3失点、誉められたピッチングでもなかったですが五回まで投げてくれたのが大きかったです。
初回はとにかくどうにもならず捉えられまくって、二回以降も前日の美馬のようにラッキーな正面だったりと苦しみながらも何だかんだで凌ぎきりました。
これが三回ぐらいで降板していたら継投が厳しく追加点を取られていたかもしれず、無理矢理感が無いわけでもないですが功労者の一人です。
怖かったのは六回で経緯は違えど勝ち越して4-3のスコアは前日と同じ、先頭打者を歩かせたのも同じ、ベンチもフラッシュバックしたことでしょう。
しかし西村は次の打者にもボールから入るも「稔弥とは違うのだよ、稔弥とは」とランバ・ラルのような踏ん張りを見せて、後続を断ちました。
澤田の被弾はセデーニョに釣り球を続けて成功したことでちょっと田村に酔った感があって、構えたところより少し低くて大失敗です。
しかし最終打席は低目に丁寧に集めてこれって明日以降も上手く使えそうな、腰を上げながら座るとか、セデーニョにはそんな奇策もありだと思います。

面白い

10.19の詳細はこちらをご参照ください。
一昨年は2試合連続完封負けを含んで1つも勝てず、レギュラーシーズンでもおもてなしがなければ目も当てられない対戦成績でした。
しかしこのFinalステージでは純粋に野球として面白い取って取られてのシーソーゲーム、映画的にも撮れ高が抜群です。
それでもまだ余裕がありそうなオリックスにリリーフ陣が青息吐息のロッテ、明日は佐々木朗との噂もありましたが復帰後も球数制限をしていたのに中5日で投げさせるはずもなく土曜日だって怪しい、そして結果的にではなく見るからにブルペンデーで澤村が先発です。
おそらくまた1イニングでしょうからリリーフ陣は大忙し、国吉も投げるでしょうし佐々木千が登録されるかも、今日も欠場だったブロッソーは野手ではただ一人だけ大阪で未出場、つまりは要らないということ、ブルペンを増やした方が間違いなくチームのためになるでしょう。
奨吾のチームを貫くかどうかもポイントで、トータルの守りではよくても打てる気配が微塵も感じられない九番打者をどう考えるか、明日もつぶやきます。

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明日への活力に!

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千葉ロッテ 1 0 0 0 0 3 0 0 2 6 5 0
オリックス 3 0 0 0 0 0 2 0 0 5 9 0

◆10月19日(木) オリックス−千葉ロッテCSFinalS第2戦(オリックス2勝1敗、18時1分、京セラドーム大阪、33,634人)
▽勝 東條 1試合1勝
▽S 益田 2試合1S
▽敗 山岡 1試合1敗
▽本塁打 セデーニョ1号(澤田)

▽バッテリー
千葉ロッテ メルセデス、西村、澤田、東條、益田—田村、佐藤都
オリックス 田嶋、小木田、宇田川、山岡—森

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