2024年通信簿 3 角中勝也

3 角中勝也 外野手 37歳 年俸6600万円

【2024年成績】 84試合 189打数 21得点 53安打 打率.280 12二塁打 2三塁打 3本塁打 20打点 0盗塁 25死球 37三振 得点圏打率.282

吉井政権で息を吹き返した数少ない一人である角中です。
終わってみれば昨季より微妙に数値を落としましたが春先、そして夏場と3割を超える打率で出番こそさほど多くはないものの打線の核として結果を残しました。
8月上旬に下痢の症状で抹消されましたが最短で戻ってきてほぼ一軍で活躍した30代後半は荻野と二人三脚でチームを引っ張る存在で、ベテランがそれってのがよいかどうかはさておき、まだまだやれる、ブログを始めたときから選手としてプレーし続ける唯一の存在は永遠に頑張ってもらいたいです。

真摯な姿勢

もうここのところはずっとそういった雰囲気が薄れつつありますが若いころは何を言ってるかが分からない宇宙人的な発言が目立った角中はしかし野球に対する姿勢は真摯で、また周りが見えている、「個人的にはスタメンでいく方がいいけど、来年は代打一本でいくくらいの方がチームにとってはいい。けど結局、若い子が全然しっかりしていないので、頑張ってくださいという感じ」なんかもそう、歯切れのよさは健在です。
口先だけでなくどんな凡ゴロでも全力疾走を欠かさず、そんな大先輩を見てなぜ若手が付いてこないかが理解できませんし残念すぎて、どうせアウトだろうと無駄なスタミナ消費と見る向きもあるでしょう、しかし惜しくも途絶えてしまいましたが2021年から400打席近くも併殺打無しと意味はあって皆が倣うべきです。
出場していてもしていなくてもベンチでグラウンドを鋭い眼光と最後まで諦めないを体現している角中は、意外に指導者向きなのかもしれません。
卓越したバットコントロール、体をくねらせてボールに食らいついていくところは変態打法と呼ばれて代名詞となって、そのままではなくも追い込まれれば腰を落とした打撃フォームを小川、藤原が取り入れて上手くいっているのが喜ばしい、それでいてツボにはまれば放り込む長打もあります。
二番DHが理想、なんて口にする守りは上手くはありませんし特に前の打球に対する消極さは勘弁してもらいたいですが後方、あるいは左右には全力で年齢らしからぬ動きを見せて、打球に備えるその姿も性格がにじみ出ていてミスがあってもしゃーないと思えるものがあります。

目指せサブロー

高部や藤原の出遅れもあってレフトを守ることが多く、それもあってか続けて試合に出ることがさほどに無かった今季です。
夏場まで3割3分以上をキープしていた角中を外す余裕がある打線ではなく悶々としましたが、逆に言えば間を空けたからこその活躍かもしれず悩ましくはあって、9月以降は0割台と急激に数字を落としたのもガス欠と考えればおそらく来季も似たような起用になるでしょう。
ただ左腕が理由で外すのは止めて欲しい、シーズンによってブレはありますが基本は左をそこまで不得手にしておらず今季も分母が圧倒的に少なくはあれ9打数4安打2四球と打てない右打者よりは角中でしょう、懸念としては本人の言葉どおりに代打中心になったとして昨季より大きく落とした1割台の代打成績です。
生涯目標としては掲げていた1500本安打は厳しくなってきましたがここまで1337安打、背番号を引き継いだサブローの1363本は抜きたいし抜けるでしょう、そのサブローは巨人時代に25本でロッテとしての1338本は歴代10位でそれにリーチがかかって開幕早々にベストテン入りが確実です。
サブローを抜けば次は山崎の1411本、今江の1424本、山内の1516本はさすがに無理かな、でもそれに少しでも近づけるよう応援しています、頑張ってください。

うーん、難しい

【オリオン村査定】 6600万円 → 6600万円 (±0%)

荻野と同じく打席数が少ないため6600万円に相応しいかと問われれば難しい、ソフトバンクや巨人であればアップ査定でしょうが現状維持としました。
あるいは荻野とのバランスもあってキリのいい7000万円はあるかもしれず、ダウンがあるかもしれず、ちょっと読めません。
どうあれ引退したときに2億円は必要とサブローに言われたらしいですが10億円以上を稼いで貯まっているはず、間違いなく一流選手です。

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