11 佐々木千隼 投手 29歳 年俸3850万円
【2023年成績】 2試合 0勝0敗0S 防御率3.00 3回 6被安打 0被本塁打 0与四球 1与死球 0奪三振 被打率.429
2年目のジンクスの躓きから脱したかった今季ですが、しかしさらにゴロゴロと転がり落ちてしまいました。
一軍では僅かに2試合、そのうどん職人ぶりをほとんど見せることもできない体たらくです。
打ち取るスタイルにモデルチェンジして花開いたものの長続きしないのは慣れられてしまったことによるものか、遅球の佐藤奨があっさりと切られたことからして同系統の佐々木千に残された時間はあまり多くないと覚悟を決める必要がありそうで、ドライチのバリケードも8年となればもう効果はありません。
千隼ボール3号?
それでも一軍の修羅場を戦った実績とロングができる使い勝手のよさからしてもっと出番があってもよかったような、しかし二軍で80イニング近くを投げて防御率3.84とピリッとせず、そして7被弾はさすがに多い、これではサブロー二軍監督がなかなか推薦に踏み切れなくてもおかしくありません。
鎌ケ谷で見た佐々木千は見た目は一昨年とさほど変わらず130キロ台後半のストレートは素直ではなく芯を食わせないのが身上のはずがカンコロと外野に運ばれて、これが大リーグボール3号のように力が無い二軍レベルの打者には合ってしまっただけであればよいのですが、きっと違います。
そんな二軍では先発をする機会がままあって26試合でその投球イニングになって、しかし固定かと思えば中を投げることもあり一定しない、これは佐々木千に限らず廣畑などもそうでしたが試していると言えば聞こえはいい、実態は持て余していると言えないこともありません。
シュートで活路
どうやら9月ごろからシュートを投げ始めたようです。
何かを変えたいとの思いと大谷コーチのアドバイスによるものとは、本人にも周りにもこのままでは拙いとの考えがあったのでしょう。
それでストレートが140キロ台半ばになったのはどういうメカニズムかは分かりませんが、ある意味で一周回って元に戻る、プロ入りしたときに佐々木千に戻るとなればそれはそれで面白くはあって、今秋から来春にかけてそのシュートをものにできるかが生命線にも思えます。
このチャレンジを球団がどう見ているか、実のところ現役ドラフトの候補の一人ではないかと考えていますが、その行く末が気になります。
大幅ダウンで待ったなし
【オリオン村査定】 3850万円 → 3000万円 (▼22%)
昨オフが考えていたよりも大幅なダウンだったため、さらに状況が悪くなったことで大胆に下げてみました。
石川歩の12は残しておくでしょうから若い番号が足りていないことで現役ドラフトが無くても下手をすると背番号の変更もあるかもしれず、それが64だったらちょっと皮肉と言いますか話題にもなりそう、そのあたりで球団の本音が透けて見えそうです。