2021年通信簿 11 佐々木千隼

11 佐々木千隼 投手 27歳 年俸1570万円

【2021年成績】 54試合 8勝1敗1S 防御率1.26 57回 36被安打 4被本塁打 14与四球 2与死球 28奪三振 被打率.182

これほどの活躍を誰が想像できたか、自分などは逆にもう5年目での停滞続きはそろそろ首元が涼しくなるだろうと悪いことしか考えていませんでした。
それぐらいに劇的に変わった今季は一躍リリーフ陣の救世主として勝利の方程式に欠かせない一員となり、ここまでの数字を残したケースでのそれは多くありませんが一年だけの確変で終わった例は枚挙に暇が無いだけに、佐々木千にとっては来季が足場を固めるための大事な一年となります。
イニング数こそ先発をやっていたときに比べれば少ないですが試合数は過去4年間の合計を軽く超えてちょうど2倍でしたので蓄積疲労は半端ないでしょう、コロナ禍ではあれどオフにはあれこれお誘いが増えるであろうところで体調維持を第一にして欲しい、後悔は先に立ちません。
また昨季あたりからずっと気になっているのですが両眼の充血は大丈夫なのか、自分も左眼が先日に原因不明で真っ赤になっておそらく結膜下出血というもので数日で消えましたが佐々木千はずっとですし、もちろん眼科には行っているでしょうが佐々木千を見るたびにそう思ってしまいます。

キャッチボール投法

そんな佐々木千が一番に変わったのは投球フォームで、見た目がそれほど変わったわけではありませんが全体的にゆったりと、どこかキャッチボールを思わせるようなものになったのは、その原型は昨季の秋口に垣間見せていましたが、それがようやく固まったのでしょう。
これまでは安田を打の佐々木千と揶揄するほどに理想の投球フォーム探しに彷徨っていただけに、これが探り当てた終着点だと思いたいです。
打者からすればそのフォームが醸し出す緩急で差し込まれてしまうのか、それも数字自体も大きく変わったわけではありませんしかつてに比べればしょぼさは否めないものの、それでも130キロ台後半がメインだったときに比べればストレートが戻ってきたのも相乗効果になっています。
目を見張るようなストレートではありませんがそれが半分ほどで残りはスライダーとシンカーを、佐々木千と言えばシンカーでしたが今季はスライダーを上手く抜くように使えていて、春先は曲がりが大きすぎてボール球になっていましたが投げているうちに折り合いがついたのでしょう。
コントロールが落ち着いて課題の四球が減ったことでゾーン勝負で打たせて取るスタイルを確立させて、それでいてズバッとストレートで見逃し三振を奪う、そのストレート、スライダー、シンカー、そして腕がやや下から出てくるものの右打者、左打者ともにコンスタントに抑えて苦手が無い、打者からすれば引き出しが多いのも戸惑いに繋がっているのではないかと、それもこれもシュート回転気味だったストレートの質改善が大きかったです。
また気持ち的な部分、石垣島でもう肩肘に心配がないとのアピールをしていましたがこれほどのピッチングからして強がりではなかったようですし、これまでの先発志向から自らの置かれた立場を考えてのどこでも投げるという割り切り、そういったところもプラスに働いたのだと思います。
開幕から7連勝は2001年に9連勝した黒木以来で20年ぶり、その全てがリリーフとなると1995年の成本以来の球団2人目で「逆転の千隼」とファンを狂喜させて、その1つめが4月早々だっただけに2013年の服部がそうだったようにその白星がどこか不安な船出から自信に繋がったのでしょう、初選出でらしさ爆発の7球で三者凡退に切って取ったオールスター戦でのピッチングがさらに佐々木千の背中を押したであろうことは想像に難くありません。
来季の佐々木千は今季を前提にして見られますし研究、そして慣れもあって順風満帆とはいかないかもしれず、しかし自信に結果が裏打ちされてさらなる飛躍の足掛かりとしたい、そのためにも初球にスッと簡単に入ってしまっての被弾への対策が求められますし、エラーがあったときに持ち堪えられない、失点率にしても2.05と素晴らしいですが頼れる存在になるためには防御率との差を縮めたい、佐々木千が至るべき頂はまだ上にあります。

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