2022年通信簿 11 佐々木千隼

11 佐々木千隼 投手 28歳 年俸4500万円

【2022年成績】 23試合 2勝3敗0S 防御率6.39 25回1/3 35被安打 2被本塁打 11与四球 0与死球 17奪三振 被打率.333

続けて活躍するのは難しい、足場をさらに固めるに大事なシーズンはどっぷりと二年目のジンクスにはまってしまいました。
1点台だった防御率は一気に6点台に、被打率も倍近くになって、まるっと元に戻ってしまったかのようです。
昨季にいきなり54試合とそこまでの通算登板数を上回る働きぶりでしたので疲れが抜けなかったのか、春季キャンプでは第二クールの後半あたりから松永ら疑似別メニュー組と同じ扱いとなっていましたし、練習試合もオープン戦も投げることが無いままに二軍スタートでした。
オフの過ごし方が悪かったわけでもないでしょうが今オフは二度目ですし期すところもあるでしょう、再び輝けるか転げ落ちるのか、来季は20代の最後です。

ちょっとしたズレが

言うほどにストレートのスピードが落ちたとかコントロールが悪くなったとか、そういったところが目立ったわけでもありませんでした。
それは逆に言えばタチが悪い、目に見えて悪いところがあれば手の入れようがありますが、それが無いと手をこまねいてしまうところもあるでしょう。
そもそもが押し込むようなストレートがあるわけではなくシンカーも伝家の宝刀までには至らず、総合力で勝負するタイプですから歯車が噛み合わないとこんなものなのか、テンポよく投げることで考える暇を与えずそして緩急でタイミングをずらしてが身上なだけになおさらです。
強いて挙げればその緩急が上手く使えなかったと言いますか慣れられたと言いますか、抜いたボールにドンピシャのタイミングで合わせられたシーンがままあって、それは配球パターンを読まれていることにもなりますからバッテリーとしての大きな課題でしょう。
また出遅れはしたものの開幕日に二軍で投げて4月上旬に合流するも即コロナ陽性で離脱して、そんな体調面でも乗り切れなかった一年でした。

準備怠りなく

躓きのパターンからして見るからに一発屋ですので、近くでは服部、遡れば干場や永野などにならないよう願うばかりです。
佐々木千だけではなく唐川、国吉と昨季の終盤を支えた面々が軒並みに調子を落としただけに、このまま沈んだままではチームはまた低迷が避けられません。
本人やコーチ陣がどう考えているかは分かりませんが素人目にはことさらここがとのポイントが分かりづらいだけに、とにかく無事に滑り出してくれよと、打たれて始まるようなことになれば気持ち的に堂々巡りしそうですし春季キャンプに早くからブルペンに入れるのは必須です。
ピッチングに直接の関係は無いのでしょうが佐々木千か山崎福か、のロージン付けまくりの粉舞いまくりのうどん職人からの卒業も自分的な希望です。

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