教育リーグが始まって静岡は中止となりましたが、新潟が初陣を果たしました。
この両チームの呼称が悩ましくて正式には「くふう×ハヤテベンチャーズ静岡」「オイシックス新潟アルビレックス」となれば「くふう×ハヤテ」「オイシックス」が正しいのでしょうが、参加は二軍戦のみで立ち位置として独立リーグとさして変わらないことで是非はさておき「静岡」「新潟」でしばらくはいきます。
ちなみにNPBの扱いもかなり雑でそもそもがパシフィック、セントラルで構成されていて球団別インデックスに載っていませんし、選手一覧もそう、対応が遅れているだけかもしれませんがあくまで12球団の体で新球団の名前は教育リーグの日程ぐらいしか見当たりませんでした。
存在意義は?
ちゃぶ台返しにはなりますが、今に至ってもこの両チームの存在意義がもうひとつ見えません。
建前としては底辺拡大でしょうしNPBの都合として奇数だったイースタン、ウエスタンを偶数にしたかった、とは静岡をウエスタンに組み込んだことからも明らかで、ではチームとしてはどうよ、親会社の広告にはなるでしょうが球団単体でペイするにはハードルがかなり高いように思えます。
所属する選手としては独立リーグはアルバイトが必須、あるいはシーズン中にしか給料が出ない、みたいな話が伝え聞かれますがそこまでではないにしてもNPBの最低年俸保証が適用されていなければ厳しそうで、それでも独立リーグよりはNPB各球団の目に触れやすいのはアドバンテージでしょう。
NPBを目指すには
昨年もでしたが今年以降もドラフト会議に参加できないことに変わりはないと思われ、徐々にドラフト指名に漏れた選手とNPBを戦力外となった選手が中心となっていくのは避けられそうもなく、そこからどうNPBを目指していくか、それが第一に模索される2024年となります。
NPBを経験していない選手はドラフト会議を経なければならず抜け穴は塞がれていて、分かりづらいのがNPB経験者です。
トレードで12球団に移籍するのはあるにしても、しかし金銭トレードしかありえません。
もし交換となれば二軍戦にしか出場できないNPBでは三桁ではない番号を背負っていた選手が出てくるわけで、例えば二軍でも出場機会を与えられずにくすぶっていて本人が望んでいればまた話は違ってくるにしても、金銭面も含めてよほどでなければそういったケースは出てこないでしょう。
調べてみた限りでは分かりませんでしたが、もしかしたら交換トレードは認められていないかもしれません。
独立リーグでドラフト指名された選手は契約金からいくばくかを球団に納めるという話もあるようで、同じように金銭トレードが収入源の一つにもなります。
アピール合戦
所属するNPB経験者の多くはそのルートで12球団復帰を目指して、そのために所属しているものと思われます。
しかし戦力外通告の後に声がかからなかったからこその現在地であって、そう簡単は話ではありません。
まず二軍で目に見える結果を残すとともに、調子が上がらなかったり故障などで誤算が生じているチームとポジション、タイミングが合えば成婚の可能性はゼロではないにしても、例えば若手の将来性を買ってというパターンは無さそう、厳しい世界です。
上を目指すと言うよりは心残りを果たすためと思われる福田はさておき西川、谷川の今後が気になりますが、まず今日は松本剛、万波、マルティネス、レイエスらを並べた日本ハム打線を相手に薮田が3回2安打1失点と、こういったアピール合戦が楽しみではあります。