これ以上に無いタイミングで飛びついたエチェバリアのスーパープレーで打球だけではなくお立ち台も掴み取ったと思ってしまった自分はまだまだロッテファンとしての年季が足りていないのでしょう、あと一人でマジック点灯のところで無惨な逆転アーチを食らってしまいました。
これでマジックどころかオリックスにゲーム差ゼロまで迫られてしまい、まだ負け数が少ないアドバンテージはありますがスポーツ紙ではオリックスのマジック点灯の条件を挙げるところも出てきて、これでこのまま点灯せずに終われば史上最大の空騒ぎだったと後世に語り継がれることにもなりそうです。
そんな不名誉はベンチも選手も、もちろんファンも嫌でしょうから明日からの鬼門仙台で3タテを食らわすセカンドシーズンといきましょう、則本昂、岸、田中将となれば今の打線で打てる気がしないのが正直なところではありますが、そんなことも言っていられません。
オリックスも吉田正がスタメン落ちするなど勢いがあるように見えて精一杯、ピンと張った弦が切れてそのうちに落ちていく呪いをかけておきます。
余談ですが雨に濡らして故障したことがあるので降る日、降りそうな日はカメラを持っていかないことにしているのですが51年ぶりの快挙を記録に留めるために無理をしたのがいけなかったのか、SDカードをパソコンに挿したままで忘れる、備えあれば憂いなしと財布に潜ませたものを使ってみればカードエラーと撮影不能に、もしこれが悲劇の予兆だったのであればごめんなさい、代わりに全集中の呼吸で観戦したことで受けたダメージも半端ないことになりました。
そしてALL for CHIBAはこれで13試合の全てを終えましたが2勝10敗1分と酷い結果で、セールをやっていますし、負け癖デザインの変更も検討の余地ありです。
まさか佐々木千が、益田が
それにしても負け方が悪すぎました。
脱力というところでは前日の大敗よりもきつく、死球の走者をバントで送ってコースヒットでの先制点という力を振り絞っての虎の子を岩下が六回零封で守り切り、勝利の方程式は国吉が無難に抑えて佐々木千も3球で二死ですからそこから点の取り合いが始まるとはお天道様にも分かるまい、どんより曇り空です。
佐々木千はたまにすっと真ん中に入ってしまうことがあり、太田の今季3発はいずれもロッテ戦ですし低打率に油断があったのか、そして裏にひっくり返してもらって佐々木千の勝ち運かと思いきや益田がT-岡田に痛恨の一発を食らって、T-岡田もロッテ戦が一番に多い4発目です。
岩下が適度に荒れながらも力強いストレートに落ちるボールで久しぶりにらしいピッチングを見せただけに、まさか、まさか、としか言いようがありません。
二番小窪ってどうよ
打線は左打者よりも右打者を抑えている田嶋に右打者をずらりと並べましたが、右がどうの左がどうの以前に打てそうな気配が相変わらずにありません。
小窪のスタメンは唯一のヒットが田嶋からのアーチだからなのでしょうがそれにしても二番は無いだろうと、何のために藤原を二番から外したのか、二番がぶった切っていることへの対処だったのではないのか、まるでベテランは二番にと鳥谷を思い出させるかのような0割台の抜擢です。
打てなかったのは小窪だけではありませんのでそこを責める気もありませんが、しかし広島で13年もプレーをしたとは思えない進塁打を打とうとの素振りも見られず、これで仙台に連れて行くようなことがあればお友だち人事の批判は免れないでしょう、代わりは誰か、明日の公示を楽しみに待ちます。
たまにヒットが出る中村奨も右方向ばかりで、それも調子がいいときにしっかり叩いた右方向ではなく合わせた打球がたまたま飛んでいったようにしか思えず、それでも悪いときの無理に引っ掛けてのショートゴロ量産よりはマシにしても、なかなか力強いスイングが見られません。
そんな打線ですから田嶋を攻略するには四球絡みでしかないだろうと、実際には死球も絡みましたが、レアードを嫌ってのエチェバリアが三遊間を破ってなぜ中村奨を和田に代えていなかったんだと叫んだところで返球を焦った後藤がやらかしてくれて、それで終わらずに藤岡がセンター前に上手く運んで、ヒットが出ないなりに相手にダメージを与える点の取り方ができただけに逆転負けで凹んでしまいそうですが、そうでなく取り返すつもりで仙台で頑張ってください。
九回の佐藤都は同点の走者をスコアリングポジションにとの意欲は買いますがもろアウトで、絶対の自信が無ければ走ってはいけない場面の意識はあったのか、留まっての代走和田でプレッシャーをかけることが頭の片隅にも無かったのでしょう、落ち着いて、落ち着いて、地に足を付けてやっていきましょう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 4 | 8 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 5 | 0 |
◆9月30日(木) 千葉ロッテ−オリックス22回戦(オリックス10勝8敗4分、17時45分、ZOZOマリン、9,600人)
▽勝 田嶋 22試合7勝8敗
▽S 平野佳 38試合1勝3敗23S
▽敗 益田 58試合1勝5敗34S
▽本塁打 太田3号(佐々木千)、T-岡田15号(益田)
▽バッテリー
千葉ロッテ 岩下、国吉、佐々木千、益田—加藤
オリックス 田嶋、平野佳—伏見