田村がFA権を行使しての残留を表明しました。
ロッテで生涯を終えたい、ってのはファンにとって嬉しい言葉で、吉井監督も「うちのキャッチャーの一番手」と歓迎です。
田村には思ったほどの結果を残せなかった今季に宣言残留となれば複数年契約が見込めるいくらかの打算があってのもの、とは益田がそうだったように必ずしも宣言が必要だったわけでもなく、4年後のオフでもまだ33歳は状況が変わったときの猶予もあってタイミングとしてはいいところでしょう。
一方で吉井監督もリップサービスを含んでいるとしても田村の実績は心強いはずで、松川、佐藤都、あるいは植田とどう使い分けるかに注目したいです。
球団としてもここ2年ほどは田村をBランクに留めるためにあれこれ調整をしていて、そこから解放されるメリットがあります。
ちなみに涌井、松永は移籍を試みての失敗だっただけに純粋な宣言残留はもしかしたら球団初かな、と思ったら初芝、堀がやってました、印象が薄いです。
FA戦線への影響は?
あれこれ調べてみましたが、いまひとつ分からないのがその身柄の扱いです。
権利行使をした時点で立場がフリーとなってそれが残留であっても支配下選手登録をされるのは翌開幕前、よって人的補償に加える必要が無いとの考えもあるようですが、しかし今月中に決まらなければ元球団は保留者名簿に載せる必要があるらしくそうなると人的補償の対象になりそうな感じです。
もし前者であればロッテが誰かしらを、Bランク以上の選手を獲りに行くための前準備としての田村の宣言残留表明だったら面白い、あれこれ考えてみればやはり28人にこぼれる惜しい選手がいて田村を外せるのであれば少しは楽になる、どうせ獲りには動かないでしょうがちょっとだけ夢を語ってみました。