くりっとした目元が満島ひかり、中越典子に似ているエチェバリアが来日初アーチに初マルチは3安打猛打賞、背番号にちなんだ5打点でフィーバーしました。
打球がなかなか上がらず内野ゴロが多いですし打球方向としてもセンター中心で引っ張るだけの力量に欠いているのではないかとの疑念もありましたが、今日もそうでしたし打ち取られた打球にしてもそのセンター方向へのそれに伸びがありますのでそういうタイプなのかもしれません。
昨日にもたもたした守りでも今日は五回のピンチに俊敏な動きを、六回には好判断での見事な体捌きでゲッツーを成立させて攻守ともにMVPです。
これで一気に上昇曲線になるほど甘くはないでしょうが三人目ですから助っ人と考えずに八番ショートと割り切れば、一軍の外国人選手枠からすればフローレスを使い切れず悩ましくはありますが前評判どおりの好守を維持できれば大きな戦力ですので暫くの我慢はありだと考えます。
それにしてもチャンスを潰しまくってもっと楽に勝てた試合でしたが負けなくてよかった、前日に森浦にプロ初勝利を献上したのに続いて今日は林にプロ初アーチを打たれて高卒二年目の玉村にまでプロ初勝利となればカーブアカデミー幕張グラウンドと揶揄されていたでしょう。
明日も来日初登板初先発のネバラスカスと広島の窮状に手を差し伸べる余裕はありませんので、攻略してきっちり勝ち越すのみです。
美馬が一ヶ月半ぶりの勝利
美馬は二発を浴びましたがいずれもソロで助かった6回2失点、久しぶりの白星で3勝目を手にしました。
ここ3試合続けてQSながらもその3試合での援護点が3点でしかなく降板後はベンチでひやひやだったでしょう、報われてよかったです。
それにしても佐藤都のリードは体こそ打者に寄せても内に構えることはほとんど無く美馬の逆球で内に入ってしまった方が多かったような、その逆球が効果的に見逃し、空振り、凡打を誘ったことに感ずるところが無ければ嘘でしょう、もちろん清水コーチもです。
それにしてもハーマンが怖い、先日の阪神戦でナックルカーブが見慣れないセントラルには有効かもしれないとちょっと期待をしたのですがあっさりと夢破れて、打たれ出したら止まらないのは何とかならないのか、こういったピッチングが続けば終わって3点台の防御率まで戻しても来季の契約続行は無いでしょう。
吉井コーチにはそこまで先を見据えた起用をしてもらいたく、佐々木千が好調なうちにフローレスを試すのはいかがでしょう。
もちっと頑張れ、岡
岡がどこかでヒットを打っていれば、一方的な大勝にもできた試合でした。
一打席目は無死二三塁、二打席目は二死満塁、三打席目は一死二三塁、四打席目は二死二三塁とこれでもか、とおいしい場面に打席が回ってきていずれも凡退は負けていれば戦犯扱いだったでしょう、それでもコルニエルが勝手に乱れただけですが五打席目の四球がダメ押しに繋がったのが救いです。
目を見張るような打球を飛ばすかと思えば全くタイミングが合わないスイングも少なくはなく確実性に劣るだけに、今後の出場機会を得るためにはこれだけ打点のチャンスを逃すのは致命傷にもなりかねず、待ってましたとばかりに明日に鳥谷スタメンとなれば責任の一端は岡にもあります。
身体能力は抜群も淡泊でポカが多い、というところでの加藤の境遇を考えればいつ岡がそうなってもおかしくはなく、もっとギラギラ感を見せてください。
試合の流れとしては1点差に迫られた直後の荻野の一発が大きかった、一時期にポッパーとなった不振から立ち直ってしっかりと叩けています。
四球が少なく核弾頭として出塁率の低さが課題も一昨年あたりからそれも改善傾向で、マーティンを活かすも殺すも荻野次第、この調子でお願いします。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | X | 7 | 11 | 0 |
◆5月29日(土) 千葉ロッテ−広島2回戦(1勝1敗、14時、ZOZOマリン、9,881人)
▽勝 美馬 9試合3勝2敗
▽敗 玉村 3試合3敗
▽本塁打 林1号(美馬)、松山1号(美馬)、荻野4号(菊池保)、エチェバリア1号(コルニエル)
▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、ハーマン、唐川、佐々木千—佐藤都、宗接
広島 玉村、菊池保、中田、コルニエル、高橋樹—坂倉