2024年通信簿 8 中村奨吾

8 中村奨吾 内野手 32歳 年俸2億円

【2024年成績】 120試合 376打数 36得点 88安打 打率.234 18二塁打 0三塁打 4本塁打 27打点 2盗塁 46四死球 75三振 得点圏打率.178

節目の1000本安打を達成しましたが、またしても年俸に見合った仕事ができなかった中村奨です。
ロッテのダンディ坂野よろしく併殺打は相変わらず多くてリーグで4番目、そんな状態でもほぼ規定打席は逆に言えばあと10だったことで届かせようと思えば届かせる起用はできたはず、中盤戦以降は欠場となるケースもちょこちょこあったことでこれが聖域解除の兆しであればと願います。
聖域、本人のためにもならないと思うのですが試合に出てなんぼとコメントしていることからしてそうでもないのか、よく分かりません。
中村奨のための内野シャッフルは結果的に周りに迷惑をかけまくって自らも上向きとはならず、しかし大型契約はあと2年も残っています。

打てない

守備の負担を軽減して打撃に注力、上昇を期待したのがサード転向の目的だったものが裏目どころの騒ぎではなく、肝心の打撃がダメダメのままです。
昨季より率を少し上げましたがそれでもレギュラーとしては恥ずかしレベルでしかなく、長打が減って、そして内容が輪をかけていただけません。
泳ぐように片腕だけでの空振り、どん詰まりの内野ゴロ、潔すぎる見逃し三振、当たらない、当たっても芯を食えないってやっぱ動体視力の衰えが疑われてもしそうであれば元に戻るとも思えず、この状態が続いたままで契約期間を終えればそれが選手としての終わりであってもおかしくないです。
とにかく不甲斐ない、悔しさみたいなものがあれば見た目に少しはイメージが変わってくるでしょうが無表情こそが中村奨、くそっ、というパフォーマンスが性格的にできなくてもせめて申し訳ない表情ぐらいは作ればいいのに、それもせずヘイトを集めてしまっています。
それだけでなく同じ内野シャッフルの藤岡、安田や内野にこだわった小川の朝特守は何度も見ましたが中村奨のそれを自分は一度も見ておらず、内野ゴロで全力疾走をするでもなくそれがチャンスを潰すゲッツーであってもちんたらと、庇う要素が見当たらず批判が集まっても仕方ありません。
ここぞで煌めくこともできず1割台の得点圏打率で400打席以上もありながら僅か27打点はお話にならず、タブロイド紙ではありますが春先早々に不良債権と記事にされてそれを覆せないままにシーズンを終えて、それでも秋季練習に選手会長の名前はありませんでした。

守れない

しかも守れません。
デビューしてしばらくはサードを守って全くの素人ではないにしても長年のセカンドらしさが染み付いているのか、サードの守りになりませんでした。
捕るよりも止める、これがサードの基本と考えていますが二遊間の選手はなかなかそれが身につかず、鳥谷もそうでしたがちょっと動けば正面で捕れるのに体の横で捕ろうとしてこれが強い打球だったりバウンドが変わると軽く抜かれてしまう、なぜ守備コーチが手を入れなかったかが不思議すぎます。
これも性格的にできないのかもしれませんが三遊間や三塁線の届くか届かないという打球に飛び付くでもなく形ばかりにグラブを出すだけのシーンを何度見せられたか、もちろん飛び付いたって届かない可能性が高い打球であっても真っ白なユニフォームと泥だらけのそれとでは印象は大違いです。
ファンに対しても打たれたバッテリーに対してもごまかさない姿勢を評価する向きもあるでしょうが、精一杯やってダメだった感はありません。
流れとしては来季もサードですがバウンドを合わせるのは上手いので、それもあって体の横で捕る動きでもそれなりになっているのが変われない理由の一つなのかもしれませんが、ファースト、もしくは高校時代に守っていた外野の練習をさせる秋であって欲しかった、きっと春も無いままに開幕を迎えるのでしょう。

高い

【オリオン村査定】 2億円 → 2億円 (±0%) ※4年契約3年目

大失敗の4年契約は来季で3年目です。
一部に4年10億と報じられていたのは出来高を含んでのものか、しかしこのままでは1つも達成できないままでしょう。
手を抜いているわけではないでしょうががむしゃらさも見えない中村奨が、それとは違った姿を見せてくれる変化を祈るしかありません。

2015年通信簿 2020年通信簿
2016年通信簿 2021年通信簿
2017年通信簿 2022年通信簿
2018年通信簿 2023年通信簿
2019年通信簿

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

© 2007 オリオン村