51 山口航輝 外野手 24歳 年俸4300万円
【2024年成績】 51試合 170打数 10得点 34安打 打率.200 8二塁打 0三塁打 2本塁打 13打点 1盗塁 11四死球 30三振 得点圏打率.227
三年活躍して一人前とはよく言ったもので、その三年目に豪快に躓きました。
「今年は圧倒的な数字を出せるように頑張ります。本塁打か打点のどちらかで誰もが認める圧倒的な数字を残して最高の1年にしたい」との決意表明が今となっては虚しい、本人もそうでしょうがファンのほとんどがここまで打てない山口は想像もしていなかったでしょう。
何が悪かったのか何が合わなかったのか、山川があんなことになって村田コーチの口利きによる岡本和との自主トレで「その力感無く飛ばすバッティングに感銘を受けた」のがよくなかったのか、どうあれ来春に向けた自主トレは誰の門下でもなく一人でやるとのことです。
飛ばない
体調面でも万全ではありませんでした。
石垣島でいきなり別メニューはぎっくり腰で、シーズンに入ってからも珍しい盗塁の際に痛めたと思われる左足甲の捻挫での抹消です。
バッティングとしては逆方向にも飛ばせる特性が裏目になったような、球界としての投高打低で思ったほど飛ばないケースがままあって引っ張っても飛ばないのに流して飛ぶわけがない、山口のスタンドインもようやく70打席目、安田に比べればマシですが守れる安田とは違って打たないとどうにもならない山口です。
ソトの加入でファーストでのスタメンが1試合しか無かったのも出番という意味で山口には向かい風で、そしてそれはきっと来季も変わりません。
さらには二軍で二冠の山本に西川の加入でスタメンはおろか一軍すら奪い取らねばならない立場となって、またイチから積み上げていく気概で頑張ってください。
ブタ、なのか
鎌ケ谷での山口はこちらもなぜここにいる河野から痛烈にセンター前に弾き返すなど貫禄のバッティングで、数字はそれほど貫禄でもありませんが.275の7発と一軍より二軍にいるのが長いのはおかしい、ただ打席での立ち振る舞いが一軍と二軍ではかなり違います。
やってやるが強いのか気負いまくっているガチガチの一軍とは違って二軍ではゆったりとした構えの山口らしさがあって、結果を残さなければとの思いが強すぎるのであれば安田と同じく木に登らせる、誉めておだてて育てるのがよいタイプなのかもしれません。
気になるのはちょっと太りすぎかな、山口にもその意識があるのかこのオフは絞るなんて話もあって奥様、お子様のためにも花開く来季であってもらいたいです。
安田並みダウン
【オリオン村査定】 4300万円 → 3600万円 (▼16%)
打席数はやや多いものの打率に劣ってでも長打では勝って、安田を18%ダウンとしましたのでそれに近しいものとしました。
球団の査定も似たり寄ったりで安田もそうでしたが期待の若手、長距離砲に少しは甘めがあるかとも思いましたがそこはシビアでポジションが確約されていないのも然り、目をかけられるポジションを外れてしまったのであれば結果を示して山本らを蹴散らすしかないです。
春季キャンプだかで山本を指して「俺より飛ばすんですよ」なんて上から目線だった余裕は、そんなものはもうどこにもありません。