2024年通信簿 11 澤村拓一

11 澤村拓一 投手 36歳 年俸2億円

【2024年成績】 39試合 1勝2敗1S 防御率3.34 35回 24被安打 3被本塁打 19与四球 2与死球 26奪三振 被打率.198

何とも評価が難しい澤村です。
ダブルミリオンに値するかはさておき数字だけを見ればさほどに悪くなく、しかしここぞで打たれた印象が強かったりはします。
39試合で失点は7試合でそのうち3試合が複数失点と打たれ出すと止まらないのがその印象を手伝っているような、そこはベテランらしくありません。
勝ちパターンで使うのは怖くてビハインドで起用するには存在が大きすぎて、ベンチも頭を悩ませているのではないかと思えます。

結局は四球

打たれ出したらとしましたが実は被打率は昨季に比べてかなり改善して2割を切って、むしろ優秀です。
それでも抑えられないのは宿痾の四球を克服できないからで、昨季もそうでしたし今季もそう、イニングの半分を上回るそれは要は自滅でしかありません。
36歳にしてストレートは150キロ台をキープしてスプリットの落差はあって、それでいて抑えられないのは簡単に二死を取ったかと思えば歩かせて走られてタイムリーみたいな失点の仕方があるから、そういう意味ではかなり効率の悪いピッチングとなってしまっています。
そして最終的には.265まで戻しましたが一時は5割強も打たれていた左打者でも気にせずぶつけるベンチに足を引っ張られた感があって、何なんだろう、左を苦にしているのは昨季も同じで開きが早くボールが見やすくなっているのか、ここは大きな改善ポイントでしょう。

落ち着け四年目

ロッテ三年目にして57、54、そして11と3種類目の背番号は本人の希望だったとのこと、ロッテファンは黒木のイメージを重ねて悪い感じは無いでしょうが澤村とすれば現役も被っていませんし知ったことではない、主力クラスの10番台が欲しかったのでしょう。
来季は初めて同じ番号を続けて背負ってのシーズンとなってさすがと言わせるピッチングができるかどうか、やってもらわねば困ります。

しゃーない

【オリオン村査定】 2億円 → 2億円 (±0%)

本来であれば昨オフにダウン査定が複数年契約でそれもできず、そして今季はほぼ数値がアップしていることでこれまた下げづらいです。
それでも年俸に見合っているかと問われれば下げたくもなりますが、名前がある選手だけに現状維持となるでしょう。
とは言え年齢的にも再度の複数年契約は無いかな、本人が40代までやるつもりであれば来季は正念場で投高打低を考えれば2点台の防御率がノルマとなります。

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