56 中森俊介 投手 20歳 年俸720万円
【2022年成績】 E 6試合 1勝0敗0S 防御率0.90 20回 14被安打 0被本塁打 2与四球 2与死球 15奪三振
今季も中森とは巡り会えませんでした。
数字だけを見ればその与四球の少なさや0点台の防御率などは立派でしかしとにかく分母が小さく、ルーキーイヤーの公式戦ゼロは体作りがメインだったわけでもなくちょこちょこと故障していたようで今季もそれを引きずったかのように消息不明がとにかく長かった、投げる以前の問題です。
完成された投手ということで伸びしろが懸念されたのか春先には重複入札もとされていたものが2巡目の後半まで残ったのだと考えていますが完成どころかまだまだ未熟、裏を返せば伸びしろが実はあるんじゃないかと前向きに思える来季であってくれよと願うしかありません。
ちなみに高校生は3年目まではなるべく減俸はしたくないのですが上位指名ですし奮起を促すためにも、ちょっと下げてみました。
肩か・・・
心配なのは4月中旬から8月下旬までの離脱の原因が肩のコンディション不良ということで、まだ肘の方が何とかなりますし不安すぎます。
公式戦デビューは開幕二戦目の先発で5回5安打1失点、次の登板では5回2安打零封で「プロ初勝利」と順調かと思った直後のそれですから投げさえすればエース級もガラスのように脆い、そんなイメージが2年目にしてロッテファンに染み付いてしまったのではないかとすら思えてしまいます。
その離脱の間は走り込みはできたはず、が秋季練習で打撃投手をやってさあこれからと思えばダッシュで右太ももを痛める体たらくで、投手のコンディションには気遣いを見せる吉井監督が「ほっとくといつまでも出てこない感じだったので最後の最後、出て来て投げろと。投手なので試合で投げないと感覚も分からなくなると思うので」と見送り予定だったフェニックスリーグに緊急招集するぐらいにチーム内ではもどかしさを感じられているのでしょう。
ビッグマウス
その宮崎で1回零封は「やればできる子」ではなく「やれればできる子」なのか、無理をしないためにそうなっているわけでもないでしょうが来季もこんな感じであれば目もかけられなくなるでしょうし、かと言って無理強いで壊れたら元も子もありませんので悩ましすぎます。
それでいて本人は意気軒昂と言いますかビッグマウスと言いますかルーキーイヤーに15勝という目標をぶち上げましたが来季は「最低限、開幕一軍を目指す」とのことでそうあってもらいたく、昨季はリーンちゃん、今季はズーちゃん、そして来季はマーくんにならないよう心から祈ります。
目標は石川で師事もしているようですからピッチングと言うよりはスタイルという意味で目指すタイプが何となく見えてきますががむしゃらさが少しは欲しい、それを黒木コーチに注入してもらって一二軍トータルで80イニングをノルマに「ナマ中森は凄い」と噂されるその勇姿を見せてください。
【オリオン村査定】 720万円 → 700万円 (▼3%)