2022年通信簿 55 アデイニー・エチェバリア

55 アデイニー・エチェバリア 内野手 33歳 年俸85万ドル

【2022年成績】 76試合 243打数 19得点 54安打 打率.222 13二塁打 0三塁打 2本塁打 20打点 4盗塁 10四死球 48三振 得点圏打率.250

昨オフの契約更新は遅れましたがそれでも年内妥結でしたので、おそらくはマーティン、レアードと同じく静かなる退場であろうエチェバリアです。
自分的には好きな選手でしたし使い方を間違えなければもちっと数字を残せたようにも思うのですが井口監督の嗜好には合わなかったようで、藤岡ラブでサードに押し出されながらもその藤岡の離脱と安田の安定化でショートに戻るも夏真っ盛りに抹消されてから再びZOZOマリンの土を踏むことはありませんでした。
二軍でそれほど出場していなかったのは昨季もちょこちょこと小さな故障があったためそれが理由か見切られてしまったのか、残念な結末ではあります。

打撃が上向かず

そうこうしているうちに茶谷が結果を残したのも理由の一つではあったのでしょう。
売りだったはずの守りは派手なプレーはあったもののUZRなどの数値はあまりよくなかったのかそれに加えての低打率、とは言ってもチーム打率とさほど変わりはしないのですが、そこそこの打撃を見せながらもエスコバーが1年でリリースされたのと同じく助っ人に求められるのはやはり長打です。
昨季のように両大砲が機能していればまだよかったですがそれが無くなればエチェバリアも共連れで、貧打線に岡田が出番を失ったのとどこか似ています。
その打撃は思い切りのよさで目の覚めるような長打があっただけに慣れての二年目の飛躍を期待していましたが上向かず、かと言ってそれを助っ人に求めるのは違うにしても状況に応じたバッティングができずただ振り回す感があったのも出番を減らす原因となった気がしてなりません。

幸あれ

レアードらとは違って年齢的にまだプレーを続けるでしょうからここまで話が無いことからして、メキシカンリーグでの再出発になるのではないかと思います。
助っ人野手ではただ一人だけ春季キャンプに間に合うように来日しましたしキャラも際立っていたので末永くロッテで活躍して欲しかったですし、課題だった正面のゴロへの対応もできていてそれがバッティングには無かったにしてもあと一年、しかしその余裕はチーム事情にも枠にも無いのでしょう。
その守りはクルーズのロングバックトスも異次元のプレーでしたがエチェバリアも負けず劣らず、ただアウトにしただけではなく例えば早川のそれなどは必要が無くも意図的に頭からダイビングキャッチするなど士気を高める効果がありそれと同じく投手を奮い立たせるアクロバットを見せてもらいました。
それだけに中村奨の流出があれば残留もありだと考えていましたがセカンドの牙城は揺るがずショートは茶谷に加えて上位での友杉の獲得でエチェバリアにはお呼びでない、閉幕前の帰国でその立ち位置は推して知るべし、そんなロッテでの不遇が否めなかったエチェバリアの今後に幸あれと願います。

2021年通信簿

【オリオン村査定】 85万ドル → 70万ドル(▼18%)

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