48 中村稔弥 投手 26歳 年俸1800万円
【2022年成績】 10試合 0勝0敗0S 防御率8.03 12回1/3 17被安打 0被本塁打 9与四球 1与死球 10奪三振 被打率.321
同期同い年左腕の小島との差は縮まるどころかさらに広がって、もっとも今季については中村稔の自滅ではありました。
コントロールを意識して長いイニングを投げる、とは昨オフの決意でしたがむしろ与四球がガツンと増えての独り相撲になってしまいこの防御率ではキャリアワーストも必然だったのでしょう、中継ぎ左腕の席は空いたままであってもそこに中村稔との声は聞こえてきません。
中村稔さえしっかりとしていれば坂本の獲得は無かったかもしれず、そういう意味でも坂本との競い合いに勝つことがまずの目標となります。
ザ・炎上
とは言いながらも実は10試合のうち失点は2試合だけで、ボコボコにされた試合にこれ以上は無駄に投手を使いたくないとばかりにイニング跨ぎの13打者8安打2四球でさらし者にされた8失点が大きく足を引っ張っただけで実はその他の試合でそこまで打ち込まれたわけではありません。
ただもう1試合の失点も2回5安打3四球3失点と悪いときに悪いなりにレベルどころの騒ぎではない修正力の無さは、ベンチとして使いづらくはあったでしょう。
大きな武器として期待された亜細亜ボールが機能せずカウントを悪くして置きにいったところを痛打される、それを嫌がって歩かせる、炎上するときは誰もがそうではあるのですが中村稔はかなり顕著で抑えたときもピシャリというイメージがあまり無いのが現実です。
ストレートは140キロ台前半から半ばが出ることもあり左腕としてはいい感じですしそのストレートが半分ぐらいは逃げのスタイルでもなく課題は気持ちが弱ったとき、そうなればやはり勝負球のツーシームしか中村稔に生き残る道は無い、それを代名詞とするぐらいに育てていくしかないでしょう。
ツーシームを磨け
そのツーシームは球速が出過ぎていると田村のアドバイスで修正をして今季最終登板で手応えを感じたようで、そのまま来季に繋げたいものです。
そこに自信が持てれば無駄にコーナーを狙って四球を積み上げることもないでしょうし、それを意識させることで他の球種も活きてくるでしょう。
起用法はノーノー手前までいったこともありますから先発向きにも思えて、それも短いイニングでの爆発的な決め手が無いことの裏返しではあるのですがツーシームをものにできればどうだろう、少なくともチャンスという意味では先発よりもリリーフに門戸が開かれているため悩ましくはあります。
どちらであれまず浦和で抜けた数字を残すのが大前提で先発なら2点台、リリーフなら1点台を引っさげての来季の反攻に期待します。
【オリオン村査定】 1800万円 → 1620万円 (▼10%)