25 岡大海 外野手 31歳 年俸3200万円
【2022年成績】 98試合 207打数 29得点 45安打 打率.217 11二塁打 2三塁打 6本塁打 19打点 12盗塁 33四死球 56三振 得点圏打率.200
今季こそ記憶だけではなく記録も、と推しメンにした岡ですが、キャリアハイに近い出場数ながらも数字的には伸び悩みました。
肝心の記憶も昨季に比べればイマイチで、開幕早々にFA権を取得した大事なシーズンでしたがオフに入ってからの「今回に関しては宣言せず残留して、またロッテでやりたいなと思っている」とあれこれ深読みはできますが話題にすらされなかった現実がそれを裏打ちしています。
井口監督に重用されてきましたから吉井ロッテの様子見もありそう、助っ人も含めて動きがありそうな外野陣でまず現在地の足場を固めるのが第一の来季です。
必ずしも勝負強くはない
今季もサヨナラヒットがあった岡ですが、しかし得点圏打率は高くありません。
それは昨季もそうでだからこそ記憶の人なわけで、それだけ巡り合わせがいいのか嗅覚があるのか、どうあれ荻野の出遅れやマーティンの失墜があったにせよこれだけ出場機会があったのは守走に安定感があるからで、ファーストも守れますし使い勝手のよさが大きな武器です。
あまり注目はされずも鬼肩を何度か披露しましたし失敗ゼロの12盗塁は移籍後に50盗塁で成功率が9割に近く、その脚力は守備範囲の広さにも繋がっています。
これでもう少し率を残せれば準レギュラーとして、あるいはスーパーサブとしての存在感が高まるのですがなかなか上手くはいきません。
決め打ちなのかダメなときはさっぱりダメな空振りもその理由かもしれず、しかし持ち味でもあるだけに悩ましくはあります。
ライバル多し
石垣島では「若い選手と同じ成績だとダメだと思うので、その子たちよりもはるかに上の成績を残していかないとという気持ちでやっています」と立ち位置を自覚し、そして清田を反面教師としたのか球団が近藤に興味との報には「もし一緒にやることがあれば間に入ってあげたい」と考え方はしっかりとしています。
そんなところからもきっかけさえあれば充分に定位置を掴む力はあると考えますが、一気に台頭した高部とは逆に春先のチャンスを活かせませんでした。
プレシーズンではチーム最多の17安打で開幕スタメンをゲットするもヒットが出ず1割前後で3カード目には控えに落とされて、かなりもったいなかったです。
故障や出遅れがなければレフト荻野、センター高部はまず決まりでしょうからライトを手にするにはとにかく打つ、山口、藤原、和田、助っ人とライバルが多いだけにどう照準を絞っていくか、あくまでレギュラーか脇役に徹するのか、キャリアパスが問われる来季となります。
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【オリオン村査定】 3200万円 → 3500万円 (△9%)