30 石崎剛 投手 31歳 年俸1340万円
【2021年成績】 E 26試合 3勝0敗0S 防御率1.19 30回1/3 15被安打 2被本塁打 17与四球 0与死球 44奪三振
プロ入りから初の一軍がゼロで終わった石崎は、ロッテでのプレーも今年で終わってしまいました。
トライアウトに参加をしてストレートの威力を見せてのパーフェクトに抑えるもしかしここまで興味を示すところがあるような話はありませんので、独立リーグを含めたNPB以外にも視野を広げないのであればプレーヤーとしての人生も終わってしまうのでしょう。
井口監督がその資質を高く評価していましたしジャクソンへの譲り渡しがあったにせよ阪神時代の背番号に変えてもらうなどそれなりに目をかけてもらっているのかと思っていましたが、二軍で三振を奪いまくり防御率1点台ながらも声がかからなかったのは吉井コーチの嗜好にはまらなかったのかもしれません。
喜んで！
一軍でも二軍でも先発、リリーフをあっちゃこっちゃした昨季とは違って、今季はリリーフ一本での勝負でした。
鎌ケ谷で見たときにはストレートはやはり群を抜いていて重さも感じられて、以前に比べて腕が出てくるのが遅くなったようで打者からは見づらそうにも思えたのですが、一方で抜けるときはあっさりと抜けるコントロールの雑さも相変わらずだったのが嫌われたのかもしれません。
本来であれば年齢的にも充実期でスタミナもあり使いどころはあったと思うのですが、それよりも河村、土居、横山ら若手を優先したことでタイミングを失ってしまったところもありそうな、ただそれが理由であれば来季にチャンスをとならなかったのは支配下選手登録枠の窮屈さもあります。
いろいろな意味での巡り合わせが石崎には向かい風だったのかもしれず、しかしそれを突き抜けるほどのアピールもできなかったわけで、フェニックスリーグにも派遣されながらの戦力外通告はその最後に投げさせてもらったのが思い出作りのようになってしまいました。
石垣島でサインをお願いしたときに「喜んで！」と言ってくれた石崎にはロッテで幸せになって欲しかっただけに、仕方はないですが残念でなりません。
【オリオン村査定】 1340万円 → 1100万円 （▼18%） ※11/2に戦力外通告
