35 田中晴也 投手 19歳 年俸600万円
【2023年成績】 E 5試合 0勝1敗0S 防御率1.13 8回 7被安打 1被本塁打 1与四球 1与死球 7奪三振
打撃も評価されていて高校通算20発の二刀流も「プロでは投手で」と決意を示した田中晴は、その決意に相応しいルーキーイヤーでした。
僅か5試合でそれなりにヒットを打たれたり放り込まれたりもしましたが、しかし失点はその被弾だけで2与四死球に7奪三振は8回を投げたとすれば余裕の勝ち投手、永久凍土打線が零封されたら負け投手ってのは置いておくとして、今後が楽しみなプロスペクトです。
宮崎でも先発で起用されるなど中森に続いてくれよと、その童顔で分かりづらくもありますが186センチの長身も魅力的です。
体作りメイン
石垣島ではいきなりリハビリ組で他の高卒ルーキーが通常メニューだっただけに故障を危惧していましたが、それがあったとしても重症ではなかったのでしょう。
一度だけ、4月下旬に鎌ケ谷で見ましたが試合前に棒を使って体を捻ったり重そうなボールをぶん投げたりと肩肘、腰や下半身に不安を抱えてのそれとは思えず、結局は他の高卒ルーキーも実戦登板はかなり後になってからでしたので体作りを慎重にやっていたのだと思われます。
種市や島のときは閉幕間際にちょろっと投げただけだったのに古谷、土居以降は高卒ルーキーの実戦登板が早まって、秋山もそう、しかし島はともかくとして種市の成長に対して古谷らの停滞を考えて元に戻したのは歓迎かな、中森のルーキーイヤーは1球も投げませんでした。
それでも5月下旬にはブルペンに入って8月上旬に満を持してのデビュー、そこから間隔を空けての5試合は濃密なものだったはずです。
先発で育ててくれ
そうなれば来季は一軍と期待したくもなりますが、まずは二軍のローテーションが目標です。
中森も大きなものではなくも不安を抱えていたのと同じパターンでよいのではないかと、本格的なターゲットは2025年がよいと考えます。
中途半端にリリーフで一軍を経験させるぐらいであればじっくりと先発で、デビューも先発であってもらいたく、苦しい台所事情で右往左往させてはなりません。
早く実戦で投げるところをナマで見てみたい、鎌ケ谷でタイミングが合うことを心から願っています。
もちろん現状維持
【オリオン村査定】 600万円 → 600万円 (±0%)
19歳にしてそれなりに二軍ではお高めですがそこは高卒ルーキー、バリバリ投げるなんて想定していなかったでしょうし体作りメインは球団、現場の方針であればダウン査定なんてありえず、上げるのはよいですが下げるのは早くて3年目のオフでよいでしょう。
きっとそうはならない、来オフはともかくとして3年目のオフはバラ色の昇給が待っていると楽しみにしています。