常に先行する展開も投打ともピリッとしなかったため追いつかれた時点で引き分けで御の字と思ってしまったのがいけなかったのか、まさか唐川の今季14試合目にしての初失点が代わり端の初球が真ん中高めに入ってしまっての決勝被弾とは、またしてもここぞの栗山には腹立たしいことこの上ありません。
とてもカード勝ち越しを続けていたチームと6連敗中だったチームとの対戦とは思えない昨日今日で、青波に効くかどうかは分かりませんが獅子、鷹、鷲、もしかしたら戦士だって撃ち殺してくれるかもしれませんから鴎ではなく狙撃手、千葉ロッテスナイパーズに改名したくもなります。
田村が前日の試合での負傷で登録抹消となったのは痛手ですがこうなったら人事で雰囲気を変えるしかないのではないかと、この展開で出番が無いのであればレアードに代えて今日もマルチヒットのエチェバリアを合流させましょう、ベンチは日の当たる縁側ではないので鳥谷に代えてレフトスタンドに二本も放り込んだ加藤を呼び寄せましょう、ツインタワーは修行に出してフローレスと横山にチャンスを与えましょう、このままに3タテを食らうのは真っ平ごめんです。
見ていて疲れる
小島は6回2失点ですので昨日の石川と同じく先発としての責任を果たしてはくれましたが、申し訳ないながらもその石川とは違って可哀想とは思えない自分がいたりもして、球数が多いのには慣れていますしコントロールが悪いのもよく知っていますが、どうにも見ていて疲れてしまいます。
追い込んでもファールで粘られてしまうのは打者の手元でのキレが足りていないのか、しかし押し込むだけの球威もありませんし、昨季に立て直したように思えた対左打者に気持ちよく打たれてしまうのもデータどおりすぎて、西武ベンチは笑いが止まらなかったでしょう。
おそらくはそのデータを取られての実質二年目のジンクスでもあると思われ、ここを乗り切れるかどうかで今後が大きく変わりますので頑張りどころです。
またチームとしても4月にしてラオウに続いての愛斗にも3発目を献上して売り出し中の打者への後押しに余念が無く、いやはや、ため息しか出てきません。
またしてもゲッツーで
打線は井上を下げて角中をDHにしたのは正解で、二回のスパンジェンバーグの打球は角中であればヒットにしていたでしょう。
そんな打撃に期待の角中が先制をした後にゲッツーで続けなかったのは前日と同じ景色で、さらに1イニング2併殺という珍しい記録まで作ってしまいました。
振り逃げで出塁の高部も牽制で刺されてしまい、今井を攻略するに鍵となる四球は五回の先頭打者が選ぶもまたしてもゲッツ-です。
マーティンの一発はあれどそれ以外はほとんどチャンスも無く、それならばと一死からバントで送るも井上は力ない打球でベンチの作戦に応えられません。
守りでも痛烈な打球ではありましたが藤岡には捌いて欲しかったですし山口には飛びついて欲しかった、山口はその後の動きが不可解だったりもして、そんな投攻守ともそれまでできていたものが西武戦にできなくなるのは何なのか、あれだけ簡単に犠牲フライを打っていた中村奨が手も足も出なかったのが象徴的のようにも思えて、相性で片付けるのは楽ですがそれでは今季もカモ決定となってしまうので勘弁ですから違うと言ってください。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | X | 3 | 8 | 1 |
◆4月28日(水) 西武−千葉ロッテ5回戦(西武4勝1敗、17時45分、メットライフドーム、7,829人)
▽勝 平良 13試合1勝
▽S 増田 14試合1敗8S
▽敗 唐川 14試合1勝1敗
▽本塁打 マーティン9号(今井)、愛斗4号(小島)、栗山1号(唐川)
▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、ハーマン、唐川—柿沼、佐藤都
西武 今井、平良、増田—森