石破ショック

自民党総裁選は石破勝利となりました。
うん、意外かな、さっそく市場が反応して日銀の利上げに否定的だった高市総裁を想定していたのか円安に振れていたものが一気に3円近くも円高になって日経平均先物も2000円超も下落して、この土日の動向によっては先日のあれを上回る下げの週明けとなるかもしれません。
高市とは逆に石破は利上げに肯定的で、かつ岸田が就任早々にやらかした金融所得課税の強化にも前向きとなれば当然と言えば当然ではあって、この市場の動きを見て岸田と同じく旗を降ろすのか岸田よりもさらに財務省寄りとのことで法人税、消費税の増税なども囁かれて経済面での混乱が出てきそうです。

派閥力学?

意外とは言いましたが進次郎だと日本終了でしたし石破か高市、二者択一でその勝敗よりも決選投票での議員票の増え方です。
麻生が高市に乗って1回目は進次郎に次いで、てか議員票のトップは微差ながらやっぱ進次郎だったんだな、ところが決選投票で石破のそれがぐいっと伸びたのは麻生への反発か菅陣営が取りまとめたのか岸田の暗躍なんて話もあって、脱派閥と言いながらも結局はそういった力学が働いたようにも思えます。
組閣はどうなるんだろう、高市や進次郎らを加えて挙党一致体制のアピールはその経済政策も含めて石破と高市は真逆でそれこそ自民党が野党を攻撃するに常套だった「野合」の誹りを免れませんし、石破新総裁の挨拶に苦虫をかみつぶしたような対応だったと犬猿の仲の麻生が反主流派となるかもしれません。

選挙に行こう

ともあれ年内の衆議院選挙は必至で、とにかく投票に行きましょう。
即解散とほざいていた進次郎とは違って石破は野党との国会論戦を経た上でと、それでも一ヶ月程度で選挙モードはそれよりも早く始まると思われます。
裏金議員の処遇も注目されて維新の凋落がどの程度かも興味があって、高い投票率かつ三バンやネームバリューに惑わされない結果となるのを心から願います。

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