浦学対決を制する

4歳違いですからさほどの面識があるとも思えず単なるOB対決ではありますが、先輩の小島としては屈すればネタにされるので勝ててホッとしたでしょう。
チームとしても初戦を落としても勝ち越せれば問題なし、オリックスが竹安でまたしても援護の無い田中将に勝とうなんて算段が平野佳の乱調で崩れて楽天と痛み分けとなり、ソフトバンクが5割に復帰したのが気持ち悪くはありますが、まずまず順調な週末だったのではないかと思います。
今日も苦しい展開でしたが負けの雰囲気が漂った序盤から引っ繰り返す力を見せてくれて、そしていよいよ地元でのオリックスとの直接対決です。

小島が二桁勝利にリーチ

完投勝利、完封勝利と続いただけにどうしても見劣りはしてしまいましたが、小島が6回4失点ながらも先発としての最低限の仕事をしてくれました。
先日の二木と同じく味方のエラーがあったときこそ抑えて欲しかったので不満はありますし、3安打3四球の全てが失点に絡むという効率の悪さもありましたが、逆に言えばそれ以外は立ち上がり、逆転後の五回、98球からの六回と危なげなかったのは調子の良さと自信によるものなのでしょう。
明日に休みが入るので六回から継投に入るかとも思いましたが小島を次のステップに進ませるための試練だったのか、いよいよ鞭を入れてきたのか、ここのところはやや緩めのローテーションでしたが今後は最後まで中6日が続くのでしょう、残り4試合、中止分が来月末に組まれれば5試合で自己最多の9勝、117回1/3にどこまで積み上げていけるか、是が非でも初の二桁勝利に規定投球回の両手に花といきたいところです。
そして七回に3点を追加して4点リードしたことで田中、ハーマン、東妻かと思いきやまずは東妻、に吉井コーチの思い入れが見て取れました。
その東妻、おじさんハーマンは多めに間隔を空けたかったのか佐々木千、田中とノーヒットで締めて、投手陣はいい感じです。

中村奨に休息を

一方で打線は粘り強くひっくり返して突き放して、久しぶりの二桁安打まであと1本まで迫りましたが、あれこれ悩みが尽きません。
小島の足を記録にならないものも含めて二度も引っ張った中村奨は折ってしまったのか気分転換かマーティンの黒バットから元に戻しても調子は上向かず、打順に意味を持たせたい自分としては三番にバントは面白くないのですが、今の中村奨であれば問答無用にそのサインを出したくなります。
そのバントすら失敗するのですから本人もかなりきつそうな、五輪休みがあったのでそれが理由と考えたくはありませんが外のボールを追いかけて、ヘッドが下がってのポップフライを量産となれば疲れているんじゃないのと、スタメンで使えとは言いませんが三木なり平沢なり西巻なりで上手く回してください。
ようやく加藤ばりの連続打席ノーヒットが止まった藤原も持ち味の思いきりがいいスイングがどこかにいってしまって、結果が欲しいのか合わせるようなバッティングしかできないのであれば八番ですし和田にチャンスをあげてもらいたく、和田ほどではなくても藤原でも終盤の足攻めの助けにはなるでしょう。
その藤原に代わって二番に入った佐藤都が同点タイムリーとなったショートの頭を越える技ありの軽打に3本目は引っ張ってライナー性のヒットとバラエティなところを見せて、まだ1割台ですがパンチ力もありますし、中村奨があんなですのでレアードに繋ぐ攻撃的な二番として機能してくれよと願います。
そしてレアードが前のめりでのスイングはタイミングを外されたかと思いきやぐんぐんと伸びる打球はアメージング、数字を落としていた藤岡が勝ち越し打を含む3安打4打点のお立ち台で角中を含めて下位がからっきしなだけにチャンスメイクからスイーパーを期待します。
最後になりますが佐藤都の打球は後方で判断が難しくもスタートを切った荻野は紙一重ながらもナイス、そしてアンパイを歩かせた渡邉はご愁傷様でした。

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◆9月26日(日) 西武−千葉ロッテ22回戦(西武10勝8敗4分、13時、メットライフドーム、9,234人)
▽勝 小島 20試合9勝3敗
▽敗 渡邉 14試合3勝4敗
▽本塁打 山川18号(小島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、東妻、佐々木千、田中—加藤
西武 渡邉、公文、ギャレット、森脇、武隈、田村—森

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