今の時期は投げても打っても若手が中心の報道、とは主力やベテランはまだその段階に入っていないからなのでしょう。
そんな今日はロッテファン以外では名前すら知らない人が多いのではないかとも思われる西川、高部が記事になって、いずれも逆方向です。
秋季練習で安田が福浦コーチの指導の下で「逆方向に強い打球を打つ」練習をしていましたし他の選手からもその意識が強く出ているコメントが聞かれましたのでその福浦コーチが主導しているのかは分かりませんがちょっとした広角ブーム、のようにも思えます。
どうしても逆方向ですと飛距離が出ないケースが増えてきますが井口監督が現役時代に口にしていた「右に強く引っ張る」であれば問題は無く、そこを遠慮せずにどしどし教えて欲しい、使い方さえ間違えなければ百利あって一害なしでしょう。
そのためにはギリギリまで引き付けて押し込む必要がありますので手元で動くボールが増えてきた現代野球にマッチしますし、そういうバッティングをすれば外ばかりを攻められて堪えきれずに手打ちで凡ゴロなんてのも避けられそうな、そもそもそういったスイングができなければ普通に引っ張っても飛びません。
福浦コーチの広角打法はどちらかと言えば技あり、テクニックに負ったところが大きかったようにも思いますが、その福浦コーチに指導を受けての安田が「強い打球」としているのですから小手先に走っているってこともないわけで、うん、楽しみになってきました。
もっとも投手陣でたまにやってくるカーブブームも長続きしなかったりもしますから、そうならないよう、末永くお願いしたいものです。
泥臭く勝ち上がれ
投手陣では森が17人に対して2安打2奪三振、小沼が7人に対して1安打に抑えて猛アピールです。
森は先発として、小沼は中継ぎとしての起用を考えているとは井口監督で昨季を考えれば妥当なところ、とは小沼はともかく森が喜ばしく、中途半端に中継ぎで投げさせるのではなく先発としてダメなら二軍で鍛え直しを揺らぐことなく貫いて欲しいです。
森には西野のように支配下一年目からローテーションに入れるぐらいの期待をしていますがそのためには両手ぐらいはいるライバルを蹴落としていくしかなく、当然に早い段階から練習試合、オープン戦と出番があるでしょうからこぼれないよう頑張ってください。
小沼は報じられていないだけかもしれませんがもし奪三振がゼロであれば空振りが奪えないのはそのままなのか、それでも前回のシート打撃では8人に対して4奪三振でしたし奪三振が少ないことを課題として認識している発言もありましたから、勝負の二年目にこちらも早めの勝負が求められます。
森は開幕一軍を、小沼は支配下選手登録を、同じ育成枠出身の和田、柿沼、本前、植田とともに泥臭く勝ち上がれ、応援しています。