プロ初登板初先発を7回1安打零封でプロ初勝利を手にした隅田に貧打ロッテが対戦をすればどうなるか、しかも投げ合うのが昨季にロッテファンの期待を裏切り続けてCSでは戦力外となった二木、となれば西武の快勝が大方の見方だったでしょう。
しかしそういうときこそ予想を裏切るKYぶりを発揮して思いもよらぬ結果をもたらすのがロッテ道、武士道ならぬ、ロッテ道です。
立ち上がりこそピシャリと抑えられてどうなることかと思いましたしヒットが出ても得点には至らぬいつものパターンを切り裂いたのはレアードの一発、黒木は鼻高々でしょう、緩いボールならばとのその指摘どおりにチェンジアップをレフトスタンドに叩き込みました。
なかなかマーティンが乗ってこないようにこれで万事解決とはいかないでしょうが、是非にもインタビュアーに催促された200号を明日に見たいものです。
余談ですが濃厚接触者となった山口は復帰しましたが小沼はどうした、そして一昨年に一軍の7人を含む11人がコロナ陽性となったロッテは試合を中止にすることがなかったのに今日明日の楽天は中止となって、正しい判断だとは思います、でもモヤモヤもします。
二木が幸先よく白星
二木が今季初登板初先発を7回5安打零封、ナイスピッチングでした。
初回は140キロ台後半のストレートでぐいぐいと、誰だよお前、の立ち上がりでしたが二回以降は140キロ台前半といつもの二木はそれでも高めに抜けるようなボールはほとんど無く、何より四球が1つだけだったのが朗報で、二木らしい内容だったと思います。
お立ち台では頬を緩めることなく「こんなんじゃ満足できないよ」のアピールもよし、井口監督も誉めていましたし、また出番をもらえるでしょう。
山川が抜けた途端に湿気まくっている西武打線に助けられたところはあったにせよゴロを打たせて併殺でピンチを切り抜けるなど崩れそうで崩れない、歩かせそうで歩かせない、一昨年がそれでキャリアハイでしたので今季もそれで、1つずつ積み上げていくのみです。
明日が勝負
打線は12安打8得点と久しぶりの二桁安打も隅田以降が酷すぎたので、額面どおりには受け止められません。
明日に佐々木朗をきっちり援護できるかどうかでしょう、水谷、仁科で勝って3タテを食らわせることができるかと思ったら村田で負ける、なんてのを経験しているだけに佐々木朗が前回ぐらいに抑えても打線が奮わなければその二の舞、三の舞になってしまいます。
それにしても西武はどうしたんだろう、源田はどうしたんだろう、なぜに下位にいるのかが不思議でしたが昨日の痛恨に続いて今日も怪しい動きをしていましたし、外崎も不安定ですし森は連日に逸らしまくって走られまくって、四球連発もどこかのチームを見ているかのようです。
佐藤都もどうしたんだろう、隅田はどうやら左打者があまり苦にしないタイプっぽいですがそれでもしっかり引き付けてのスイングは「ゼッコーチョー!」と叫ぶぐらいの好調ぶりで、チャンスには強いけれどもトータルでは、を覆すいつの間にか3割に乗せてきました。
安田もらしい3三振にため息の直後にこれもらしい左中間へのヒットでこのまま生き残れるのか、またぶっつけかよのファースト平沢はさておき、これまた3割に乗せたエチェバリア、守りは安定していますがヒットが出ない藤岡、浦和では茶谷が元気だぞ、そんなシャッフルを楽しむ井口監督であってください。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 8 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 5 | 0 | X | 8 | 12 | 0 |
◆4月2日(土) 千葉ロッテ−西武2回戦(ロッテ2勝、14時、ZOZOマリン、22,696人)
▽勝 二木 1試合1勝
▽敗 隅田 2試合1勝1敗
▽本塁打 レアード1号(隅田)
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、西野、国吉—佐藤都
西武 隅田、宮川、大曲、十亀、ボー—森、柘植