あれこれ裏目

明日が本前vs森下の申し訳ないながらも勝ち目が薄いと思われるマッチアップだけに今日は何としてでも勝ちたかったのですが、敢えなく競り負けました。
今回も中8日と長めの間隔となった西野は七回途中までを9安打3失点と前回登板ほどに思いどおりのピッチングではなかったですがかと言って悪かったわけでもなく、勝ててもおかしくはない内容もここまで多めにもらっていた援護点が少なめで残念至極といったところです。
ストレートの走りはまずまずでしたしたまに甘く入りはしてもコントロールを乱したわけではなく逆方向に上手く打たれた、左打者にしてやられました。
終わってみれば痛かった七回の失点もそう、ただ藤岡がセカンドベース近くのシフトでなければただのショートゴロだっただけに西野には打たれた感は無いかも、シフトはそれで上手くいったシーンもありましたから内のボールを窮屈なスイングながらも狙いすましたようにシフト破りをした西川を誉めるしかありません。
99球での七回続投は中6日であっても120球目処でしょ、の自分的には当然でしたがこれまでを考えればやや意外ではあり、間隔が空いていることもあったでしょうし開幕して二ヶ月で疲れが出そうなタイミングに逆にそろそろいいだろと負荷をかけ始めたようにも思える吉井監督の今後の差配を見守ります。

気の持ちよう

西野を継いだ坂本はイニング跨ぎを零封して、続けて失点したあたりで落ちていくかとも思っていましたがどうしてどうして、キャリハイへの勢いは続きます。
無失点試合が続く西村に負けず劣らず、渇望していた中継ぎ左腕というポジションからして坂本こそが救世主にも思えます。
左打者を1割台に抑えて今日もその期待に応えて、逆に右打者には3割超ですがマクブルームにしたような攻撃的なピッチングができればもっと抑えられるでしょう、ストレートが思ったように投げられているとのリポートがありましたがまさにそのストレートがぐいぐいと伸びまくっていました。
コントロールに不安があったはずが自信が付いて逃げて歩かせることもなく、要は気の持ちようか、吉井ロッテには欠かすことのできない坂本です。

手も足も出ず

打線は床田にいいようにやられて、ラッキーヒットが無ければ完封されていたかもしれません。
池田が象徴的ですが好球必打で早いカウントから積極的に打ちにいくスタイルははまれば効果的ですが、しかし初回、二回といずれもたった7球で終わってしまって床田にすいすいとスタミナを削ることなく八回まで投げさせてしまったのが最大の敗因でしょう。
もちろん今日の床田であれば待球作戦が効いたとも思えず、ここぞで池田が弄ばれたパームボールなど引き出しの多さに屈した形です。
最後の岡の打球は右左のどちらかに振れていたらとはたらればで、5安打のうち正味のヒットは2本だけとなれば手も足も出なかった点差以上の完敗でした。

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広島 0 0 2 0 0 0 1 0 0 3 9 0
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 5 0

◆6月9日(金) 千葉ロッテ−広島1回戦(広島1勝、18時、ZOZOマリン、18,579人)
▽勝 床田 9試合5勝1敗
▽S 矢崎 19試合3勝8S
▽敗 西野 8試合6勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、坂本、岩下—田村、佐藤都
広島 床田、矢崎—坂倉

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