今日は先日に大学時代の同窓と飲んだときの「次はZOZOマリンで」が酔いが醒めての冷静モードでもやろうとなってのイベントデー、さすがに土曜日のバックネット裏は高すぎるため久しぶりの二階席での観戦はグラウンド全体を俯瞰できてこれはこれで生観戦の醍醐味です。
都合の付いた3人で一塁側に、点を取ったらバンザイをして取られたら仰け反って、あれこれ解説もさせてもらって、普段はカメラを構えて静かにしていますがワイワイと騒ぎながらも楽しいもので、せっかくなのでスマホで撮った写真はドンピシャで藤岡を追いかける益田が小さく写っていました。
勝ち負けに関係なく追いつ追われつの展開は試合としてシンプルに面白かったですし、そしてサヨナラ勝ちで締めくくれば言うことはありません。
ちなみにこのイベントデーは自分的なメモリアルデーでもあったのですが、それについては別の記事に譲ることにします。
本前が頑張る
かなり不利なマッチアップを制したのは、今季初登板初先発の本前が頑張ってくれたからこそです。
先制してもらった直後に飛翔王らしい被弾だったり四球連発からの失点だったりと勝ち投手の権利を手にすることはできませんでしたが、しかし伸びのあるストレートで5回4安打2失点は上出来でしょう、五回の無死満塁を内野ゴロの間の1点のみに抑えたのが大きかったです。
なぜにその五回の一死一二塁で前進守備なのよ、はバント対策もあったでしょうがセカンド後方へのフライは定位置であれば捕れたかもしれずそういう意味でも本前は与えられた役目をしっかりとこなしてくれたと、日程の関係で次のチャンスがすぐにあるかは分かりませんがそれほど先でもないでしょう。
東妻は別人モード全開で文句の付けようのないピッチングを、西村は連続試合無失点が止まってしまいましたが許した勝ち越し点は本人が認める角中の守備力によるものでそこは気にせず、坂本が続けて失点したところから持ち直したのと同じく西村も明日以降のピッチングにこそ真価が問われることになります。
珍しくフィールディングミスで劇場の幕を開けかけた益田も力押しで後続を断って、終わってみればめっちゃ盛り上がるいい勝ち方でした。
マッチポンプ角中
そんな試合は一歩間違えば角中の守りで負けたかもしれなかっただけに、バットで取り返して本人もホッとしたでしょう。
打った瞬間の先制アーチにきっちりと犠牲フライで勝ち越し点を叩き出し、そして同点タイムリーと3安打3打点の大活躍でした。
守りについては意図的に手を抜いているのではなくもうあれが角中と思うしかなく、ポランコとどちらを守らせるのがよいかをベンチが考えた結果の角中となれば予め勘定に入れておくしかないわけで、あとはそれを上回るバッティングを期待するのみで今日はそれに応えてくれました。
外野フライでもいい場面でしかし当てにいくことなく振り抜いた藤岡も見事、一時期ほどではありませんが落ちそうで落ちずに率を維持しています。
バントを失敗した挙げ句のサヨナラ劇をお膳立てしたヒットだった岡も角中に倣って喜ぶだけではなく反省を忘れなければ、きっと次は大丈夫です。
攻撃的なのか消極的なのか
采配で気になったのは六回の攻撃で、ヒットのポランコと四球の山口に続けて代走を出したシーンです。
その時点ではまだ同点でしかなく、それが功を奏して勝ち越し点が入りましたが四番五番を代えるには早すぎたような、もし点が入らなかったらどうするつもりだったのか、一貫性という意味でそれであれば角中に守備固めを入れるべきでしたし、どういう思惑だったのかがよく分かりません。
角中をそのままにしてあの守備があって、しかし角中が取り返して友杉、小川もバットで仕事をして、上手く回ったにしても自分には難解な作戦でした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 |
千葉ロッテ | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1X | 5 | 10 | 1 |
◆6月10日(土) 千葉ロッテ−広島2回戦(1勝1敗、14時、ZOZOマリン、28,563人)
▽勝 益田 24試合1勝15S
▽敗 栗林 16試合1勝6敗7S
▽本塁打 角中1号(森下)、會澤1号(本前)
▽バッテリー
千葉ロッテ 本前、東妻、西村、横山、益田—植田、佐藤都
広島 森下、ターリー、栗林—會澤、坂倉