再び首位に立つ

交流戦は折り返し地点でも貯金1が最多で1.5差に全チームが入っている超混戦、よって交流戦前のアドバンテージが活きて再び首位に立ちました。
まだ交流戦では楽天と並んでの最下位ですが初の連勝と勝ち越しでありがとうヤクルト、ヤクルト1000よりもスワローズが美味しいです。
関東も今日に梅雨入りをして一昨日に続いて降った雨は明日も降り続きますが試合前には止む予報、何だかんだで今週は流れることがなさそうな9連戦に種市を抹消してしんどいローテーションですがだからこそカスティーヨで勝ったのが大きく、一回じゃ分からない、の吉井監督のお手柄でもあります。

カスティーヨが来日初勝利

そのカスティーヨ、今日は鎌ケ谷で見たときと同じぐらいにいい感じのピッチングで7回途中までを4安打零封で来日初勝利です。
ゾーンに集めすぎたとは散々だった前回登板での吉井監督の指摘でしたが、そのゾーンからスライダー、カットボール、チェンジアップが面白いように変化してストレートにも伸びがあり、自らの好フィールディングとペルドモに感化されたかファースベースへの駆け込み、は池田の動きがあれだったことで仕方なくだったでしょうが打者走者と接触しそうで吉井監督の渋い表情とは裏腹に本人は満足げな顔付きでした。
藪田は植田とは違った佐藤都の内を使ったリードを評価していましたが横を幅広く使えたのは確かにそう、ベンチの植田は参考になったでしょうし明後日が本前ならそれを活かすチャンスをもらえるか、同期同い年の佐藤都にライバル心バチバチで頑張ってもらいたいです。
唯一のピンチだった五回の無死満塁はサンタナの謎走塁にも助けられて、なぜにゴロで三塁に戻りかけたのかが分かりませんしそうでなくても同じ結果だったかもしれませんが安田は落ち着いて処理できたのではないかと、せめて追い付かれるところで止めてくれと願っていただけに望外の拙攻に大助かりです。
昨年まであまり見ることが無かった地元での中継はベンチ内も映って面白いのですがカスティーヨがミネラルウォーターだかを右ももにかけていたのは何なのか、ロージンを使わずにいつも指ペロペロですが代わりに指先を湿らせるための一環か、ルール的に問題は無いのか、ちょっと気にはなりました。

どうした東妻

いい意味でどうした、の東妻は七回続投も先頭打者にヒットを打たれたところで降板したカスティーヨを継いでマウンドに、さくっと後続を断ちました。
その後にベンチで見守る姿が映りましたが仕事をした満足感があふれる、そして自信に満ちた表情が昨年までとは別人のようです。
西村、坂本もそうですが制球に難のある中堅どころが生まれ変わったのはなぜだろう、理由が知りたくもペラペラ喋られるのもあれなので神秘でよいでしょう。
あと一人で村上にツーランを浴びて劇場となりかけた益田はしばらく抑えていて溜まったゲージをクリアするにはよかったかなと、勝ったからこそです。

自分的な謎打線で勝つ

やっぱ山口だな、岡が元気、としてみれば今日はポランコが四番で岡は欠場、自分的には微妙なスタメンではありました。
ポランコは昨季にサイスニードを打っているデータによるものか、角中もそうなのか、ポランコは不発でしたが角中のヒットから貴重な追加点を取っただけにこれも吉井監督が得意げになってよい起用でしょう、その姿勢はあまり気に入りませんが和田もセーフティーで角中とともに2割台に復帰です。
初回の一死一二塁、二回の一死満塁を潰してこれは一振りでやられるんだろうな、なんて思っていたら先制点はその一振りで中村奨が、腕が一番に伸びて遠心力を利かせやすいコースに投げたサイスニードの失投にしても今月の不調を考えればきっかけとしてもらいたい一発でした。
やたら初球打ちを連発する池田もマルチでしかし薬指が心配ですが、選手の体調には気を使う吉井監督が起用するのであれば大丈夫と思いたいです。
ただ右方向が多いのはそのスタイルよりも強く引っ張れないのが理由のような、早打ちもあまり多く振りたくない、でなければいいのですが真相は闇の中です。
そして実況は隙を突いたとしていましたが映像を見る限りでは捕手が弾くより前にスタートしてただの盗塁でしかなかった平沢は2点目のホームを踏むも打席ではボールに当たらず今月は5打席4三振、予定よりも遅れて今日に実戦復帰した藤原がそろそろ戻ってきそうなだけに残された時間は多くありません。

明日への活力に！

◆6月8日（木）　千葉ロッテ−ヤクルト3回戦（ロッテ2勝1敗、18時、ZOZOマリン、27,777人）
▽勝　カスティーヨ　4試合1勝1敗
▽S　益田　23試合15S
▽敗　サイスニード　10試合4勝3敗
▽本塁打　中村奨4号（サイスニード）、村上11号（益田）

▽バッテリー
千葉ロッテ　カスティーヨ、東妻、ペルドモ、益田—佐藤都
ヤクルト　サイスニード、木澤、山本—中村