荻野に感謝

吉井監督は荻野に感謝でしょう。
捕ったときには三塁ベースをまだ蹴っていなかったマルティネスの足を考えればアウトにして当然のタイミングで返球が一塁側にやや逸れても佐藤が余裕でタッチにいけて、それでも焦って大きく投げミスるケースだってあるわけで日本ハムはそれを狙ってのGOだったと思われます。
もしあそこで失点して負けていれば先日と同じパターンで非難が集まったであろう坂本には驚きましたし、そしてそのときの吉井監督に問いかけた答えを見たかのようで、YES、前の日曜日以降に同じ試合に投げている澤村が3試合目を使われたことからして鈴木でなかった理由は分かりません。
見方によってはサヨナラ負け、自責にはならずも失点が続いていたことで早々と期待を捨てて昨季の実績で坂本に頼ったとも思われて、鈴木のあれは2つとも使い方が悪かったとしか考えていませんがさておき、そんなベンチの姿勢にまた弱気の虫が騒ぎ出しやしないかと心配でなりません。

佐々木は今季で一番かな

そして佐々木は8回1失点と好投しましたが、懸念どおりに打線が見殺しにしました。
前の試合に比べれば負けたも同然とまでは思いませんが勝ちきれなかったのは確かで、新庄監督は悔しいとコメントしているようですが内心では思いどおりの儲けものと笑っていそう、加藤貴や伊藤であればまだしも今季の佐々木ではあれ福島に続いて金村で佐々木に負けなかったのは金星でしょう。
ちなみに2試合連続の1-1での引き分けは球団初とのこと、かっちょ悪い上が黒で下が白のブラックホワイトの威力で明日、明後日も引き分けかもしれません。
さて佐々木、今日は角度的にゾーンの出し入れはよく分かりませんでしたがこと球速は今季で一番に力が入っていて160キロ台が複数、それも終盤でもそれが出て昨季までの佐々木を彷彿とさせて、ここまでは手を抜いていた疑惑なのか先日の屈辱で力を入れ直したのか、どうあれ充分に先発の責任を果たしてくれました。
西本がフォームが安定していたと指摘していますが確かにそう、気になっていたリリース後に一塁側によろけるのが今日はほとんど無くてコントロールもとっちらからず、2四死球ですが死球は田宮がぶつかりにいったもので球数としても完投できるだけの、てか九回を投げさせなかったのはなぜだろう、結果オーライです。
もっとも完璧だったとまではいかずピンチになっても今季最多の12奪三振は見事でしたがスライダー、フォークがウィニングショットでそもそもストレートでの空振りがほぼ無かったような、ストレートに狙いを絞られているのがあったにせよそれでも空振りを奪ってきたのが佐々木です。
やたら走られるのも気になってそれほど日本ハムの分析が秀逸、かつ選手がそれに応えているということか、そうであれば現在の両チームの差は必然でしょう。

継投は・・・

さくっと終わって欲しかったですがこの展開で4時間ゲーム、シンプルに試合と見れば面白くはありましたが明日がデーゲームで気も体も重いです。
鈴木ではなく坂本だったのは先頭が左打者だから、が理由であれば先日の鈴木を笑うしかありませんし坂本はやられたようなものでホントよかった、あれは上手く打ったとしか言いようがありませんがまた田宮にしてやられていたらシャレにならないところでした。
澤田は死球でピンチを作りましたが松本剛との勝負を避けて正解、澤村と中村稔はいずれも2奪三振と澤村はマルティネス、万波と怖いメンツを、中村稔は中島、水野と面倒くさいメンツをきっちりと抑えて悲劇を防いでくれて満点の仕事ぶりです。
そして今日もお呼びでなかった益田をどうしたいんだろう、まあ使える場面はありませんでしたが菊地と同じ扱いであれば敢えて一軍に置いておく理由がやっぱり分からない、吉井メソッドで澤田、澤村らを使えずに土日の大事な局面で使わざるをえないなんてオチは勘弁願いたいです。

三番中村奨

佐々木を見殺しにした打線は、スタメン発表の時点でスタンドが大きくどよめきました。
三番中村奨、金村に相性がいいどころか今季は対戦がゼロで昨季も3タコでデータ的に「抜擢」する理由を見出せず、調子という意味ではなおさらです。
もうこうなってしまうと意図的にファンのヘイトを集めるための仕打ちにも思えてしまって、その期待?どおりに四球を1つ選ぶも2三振に当てただけの、腰の入らない腕だけのスイングで最後の打者になるというもう何と言っていいか、絵になる醜態をさらしてしまいました。
それでも安定のフル出場はまた2割を切ってブービーメーカーに逆戻り、もし2年続けてのそれで終わったら史上初なのかニッカンさん、準備を願います。
それにしても点が取れねーなー、今日は佐藤がブレーキとなってしまいました。
唯一の得点は安田のタイムリーで万波の強肩にどうかと思いましたがポランコが必死に走って、スライディングをしなかったのにヒヤッとしましたが映像で見てみれば田宮がラインこそ跨いでいませんでしたが走路を塞いであの走塁しか無理だったかな、もう少し際どければ体当たりも手ではあったにせよナイス判断です。
途中交代の藤岡は上半身のコンディション不良とのことで、脇腹あたりかな、下が続いたと思えば今度は上で忙しい、これもシャッフルの弊害かもしれません。
吉井監督が明日のスタメン落ちを明言して左対左でも小川なのか四球を選びはしましたが大下に取って代わられた茶谷は無いか、明日朝になっても状態が悪いようであればあるいは抹消して池田を引っ張り上げて即スタメン、はなかなか実現しそうもない今季の吉井采配です。
確実に言えることはメルセデスの絶望でしょう、そろそろと思いながらもずっと耐えてきましたが忍耐、我慢にも限界があります。

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日本ハム 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 4 0
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 7 1

◆5月17日(金) 千葉ロッテ−日本ハム10回戦(日本ハム8勝1敗1分、18時、ZOZOマリン、27,973人)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、坂本、澤田、澤村、中村稔—佐藤、田村
日本ハム 金村、矢澤、ロドリゲス、河野、田中正、マーフィー、杉浦—田宮

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