負け投手、吉井

これはもうベンチの采配ミスとしか言い様がありません。
なぜあそこで八木なのか、これが4~5点でも得点差があれば分からないでもないですが2点リードで起用する投手ではないでしょう。
もちろん期待の若手に経験を積ませるために敢えて厳しい場面で投げさせるという選択を頭から否定するつもりはありませんが、しかし例えば先日の鈴木はそこまで結果を残してもしあの山村の打球がスタンドインしていたとしても「それも経験」と言えたでしょう、八木にはそれがまだ無いです。
昨季までにそれに相応しい実績があるわけでもなく、今季も出遅れてオープン戦で1試合を投げたのみで二軍で目覚ましい成績を引っさげての昇格でもなく、高野脩の開幕一軍と同じくむしろ首を傾げるような数字の裏打ちが無い抜擢でそして高野脩はあっさりと二軍落ちとなりました。
これでこのカードを終えて八木も抹消されるようであれば「育てる覚悟」も無く博打的に使っただけ、そう言われても仕方がありません。

メルセデスいじめ

それこそメルセデスいじめ、とさえ思えてしまいます。
今日も6回3安打1失点ときっちり試合を作って83球での交代は六回にピンチを招いたのが理由であればそれはそれでよし、しかしメルセデスもまさか八木だとは思っていなかったでしょうしこれが澤田が追い付かれたのであれば諦めもついたでしょうがあまりに可哀想すぎです。
先日に吉井監督が「もっと投げさせろと怒っていた」の軽口がマジでメルセデスがそう思っていそう、両リーグで防御率が0点台、1点台の投手が15人いますが未勝利はメルセデスと西勇の二人だけで3試合で2度のQSに防御率1.06、被打率.172、WHIP0.76で1つも勝たせてあげられないチームに未来はありません。
これがリードされた展開での交代であればそこまでダメージはないかもしれませんが勝ち投手の権利がぼろぼろと寸前でこぼれて、まさにC.C.ロメロ、そうこうしているうちに調子を落としたり1点を失うのを怖れて大量失点したり、そんな絵を思い浮かべてしまいます。
吉井監督に問いたい、投げていたのが佐々木であっても七回は八木だったのか、もし答えがNOであればメルセデスを舐めていることになります。

横山沈む

横山のサヨナラ押し出しも気の毒でした。
一死三塁で2つの申告敬遠は守りやすくするのが理由でしょうがコントロールに不安がある横山には満塁がかなりな心理的負担となったはずで、こっちがそういう作戦をとったと吉井監督がかばうのはそりゃそうよ、澤村も危なかったですし七回からの悪い流れに、濁流にのみ込まれたといったところでしょう。
ただ横山が反省すべきは先頭打者にきっとさして考えも無くすっと真ん中に投げてしまったことで、注意一秒怪我一生、糧とするしかありません。
それと最後の一球が惜しすぎてであろう苦笑いはしかし見ているファンには好ましく映りませんから、そこは歯を食いしばってもらいたいです。

空砲、空砲、

そんな投手陣だけでなく打撃陣にも、この敗戦が重くのしかかります。
難敵伊藤にポランコの逆転ツーラン、山口が70打席目で待望の一発を放ってすぐそこまで勝ちが見えていて、悔しさ百万倍です。
友杉の確変が終わりの兆しを見せたところで藤岡が復帰して代わりに上位に入ってそのヒットが得点に繋がる好循環も台無しとなってしまい、映像越しで脱力してしまうのですから現地のロッテファンはもう膝がカクンと腰砕け、九回にゲッツーを食らったソトも「これがロッテか」と学んだかもしれません。
勝てる試合を、勝たなければならないカード初戦を落として明日は小島vs北山とプレッシャーが半端ない、ここを落とすと酷い結末の覚悟が必要です。

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千葉ロッテ 0 0 0 2 0 0 1 0 0 3 8 1
日本ハム 0 0 1 0 0 0 2 0 1X 4 7 1

◆4月19日(金) 日本ハム−千葉ロッテ4回戦(日本ハム3勝1敗、18時1分、エスコンフィールド、23,519人)
▽勝 金村 8試合1勝
▽敗 横山 7試合1勝1敗2S
▽本塁打 ポランコ3号(伊藤)、山口1号(伊藤)、レイエス2号(八木)

▽バッテリー
千葉ロッテ メルセデス、八木、澤村、横山—田村
日本ハム 伊藤、河野、金村—田宮

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