涙雨、悔雨

あのままノーゲームになればよかったのに、マジでそんなことを思ってしまう惨敗でした。
明日に傘マークはありませんが昨日も前日の段階ではそうだったものが集中豪雨に遭いましたし、明後日以降はずっと梅雨のような予報が続いています。
まるでチーム状態を示すかのようなジメジメとした不快指数の高い日がいつまで続くのかどこまで続くのか、その展望が見えてきません。
それにしても今季最大7ゲーム差がしっくりとしてしまう両チームの力量差が哀しすぎて、主軸がきっちりと仕事をするオリックスに石川慎が孤軍奮闘で繋がらないロッテの差があまりに顕著、それでも吉井監督の「何も変えないです」「このメンバーしかいないので」は投げやりなのか球団への愚痴なのかどうあれ前向きなものとは思えず、さて明日の右腕にどういうオーダーにするのかその差配をまったりと見守りましょう。

打てねーな

宮城を引きずり降ろしはしましたがKOではなく余裕の展開で「まあいいか」的なものだっただろうと、そこまでほぼ手も足も出ませんでした。
初回に荻野がヒットを放つも友杉がゲッツーを食らって直後に石川慎のツーベースと間の悪さもあり、三回のチャンスもポランコの打球が伸び切りません。
象徴とも言えるキャプテンは相変わらずで代打の茶谷がヒットを打って、それでもセカンド中村奨が明日も明後日もであれば千葉ロッテキャプテンズです。
タイムリーはありましたがミスをしても使ってもらえる藤原がミニキャプテン化しつつあるのも気掛かりで、どんよりと澱んでいるように思えます。

美馬の精一杯

美馬は6回3失点ですからQSではあり突発性炎上症候群も発症しませんでしたが、しかし毎回のように走者を背負ってテンポは悪かったです。
しかしこれが美馬の精一杯だったのでしょう、そもそもが僅差を守り抜くタイプではなくリードをもらってのらりくらりと翻弄するピッチングが身上となればロッテ打線との相性がいいわけもなく、そういった悪環境で頑張ってくれたとも言えます。
さて次はどうするか、それなりの形にはなったことで投げ抹消せずに順当にローテーションで回すのか、それでいてカスティーヨを抹消して明日は菊地でいいのに禁断の中5日で種市ってどうした吉井監督、これまでの慎重さとは真逆のこの起用が不安でしかありません。
首位を相手にルーキーなんて、であればメルセデスを抹消しなければよかっただけで、そして相手がどうだとか言っていられない状況です。

澤田ガッツ

坂本は完璧に試合を壊して太田には上手く打たれた感じでしたが中川圭に4安打と同じ打者にどれだけ打たれれば気が済むのか、もちろん投げミスればリードもへったくれもありませんが捕手、そしてチーム戦略部の反省点も当然にあるでしょう。
そんな中で一風の爽快感は澤田のピッチングで古巣を相手に渾身の8球は追い詰められた者の輝きにも見えて、体全体からガッツがあふれ出ていてああいったものを投手だけではなく野手も見倣って欲しい、当たり前のように出番があると思わないでもらいたいです。
昇格には疑問符でしたが応援したくなる澤田がチームに何か変化をもたらす存在になってくれよと、ただただひたすらにそれを願います。

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明日への活力に!

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オリックス 0 0 1 0 2 0 4 0 1 8 15 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3 9 0

◆8月9日(水) 千葉ロッテ−オリックス14回戦(オリックス8勝5敗1分、18時、ZOZOマリン、27,673人)
▽勝 宮城 16試合7勝4敗
▽敗 美馬 11試合1勝6敗
▽本塁打 太田2号(坂本)、中川圭10号(坂本)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、坂本、澤田、中村稔、高野—田村、柿沼
オリックス 宮城、比嘉、阿部、山岡—森、若月

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