今さら天を仰いでも

さすがに距離がありすぎて粗いしとっさだったためブレてもいて、でも今日を語るにこれ以上は無いのでチョイスしてみました。
三回に打球を見失った直後の藤原で、今さら天を仰いでも遅すぎます。
開場前にかなり激しい雨が降ってその後に晴れて雲がまだらに、さらには薄暮でボールが見づらかったのもあったでしょう。
しかし地元ですから言い訳はできず、その雨のせいでグラウンドコンディション不良で試合前の守備練習が無かったのも藤原には運の尽きで二軍ではずっとデーゲームだっただけに感覚のズレもあったかもしれず、いやいや、それにしたって脱力もののプレーでした。
打球が上がった瞬間に両手を広げてお手上げポーズだったわけで、しかし左中間か右中間であればカバーのしようもありましたがセンターの真後ろであれば山口も荻野もどうにもならず、ただ立ち尽くすではなくフェンスに引っ付けばどこに落ちてももちっと対処できたような気がしないでもありません。
初回も一瞬前に出てしばらく動かず慌ててバックして追い切れず、きっとあれも打球を見失っていたのだと思います。
守りの差で負けた、ってのはつい先日に聞いたばかりですがこれでは投手はやっていられない、あまりに無様な負けっぷりでした。

アメリカンドリーム

圧倒的に不利なマッチアップながらも山本に伍してカスティーヨは6回6安打2失点、実質的には自責ゼロのナイスピッチングでした。
被安打の半分は藤原2つと安田のほぼエラーとなればなおさらに、まとまっているときの種市のように適度に荒れながらも無四球もよかったです。
上背があってかつ前のめりのようなフォームに腕が横から出てきて打者からするとかなり近く感じられるのではないかと、森などは内のボールに腰を引いたらストライクだったみたいな角度が今日は冴え渡っていて、投げてみないと分からない的なところはありますが余裕で次もチャンスがあるでしょう。
90球は来日最多でもしかしたらキャリアとしても最多かもしれず、リリーフで獲ったはずがいつのまにか先発となってこの調子でローテーションに定着できると「日本で覚醒した」なんてことでメジャーのオファーがある、今日は後にアメリカンドリームの第一歩だったと語られる試合になるかもしれません。

元の木阿弥

中村奨が何ごとも無かったかのように聖域に復帰してブロッソーがサードに、安田が押し出されてファーストで元の木阿弥となりました。
GG賞を狙える安田をサードから外して打球を当ててしばらく休んでいたのにまたファーストで失点のきっかけとなる覚束ない守りをやらかして、ブロッソーのファーストも未知数は引っくり返してもダメだったかもしれませんが将来を考えればサード安田でないのはベンチの失態でしょう。
これで中村奨が機能すればまだ慰めにもなりますがどの打席もタイミングが合わずに山本だから、でないのは捉えたポランコやファールで粘って球数を投げさせた藤岡などから明らかで、キャプテンと心中するのが吉井監督であれば歯を食いしばって見守るしかありません。
今日の山本ははっきりとしたボール球が多めでファールも多くそれほどよかったようには見えず金星のチャンスにも思えましたが、それでもたらればの荻野の打球が抜けなかったぐらいでそれ以外はホームが遠くそこはさすがなのか、バックネット裏にはメジャー関係者らしき人が居てとっとと海を渡ってください。

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◆8月8日(火) 千葉ロッテ−オリックス13回戦(オリックス7勝5敗1分、18時、ZOZOマリン、28,763人)
▽勝 山本 16試合11勝4敗
▽S 平野佳 28試合3勝1敗18S
▽敗 カスティーヨ 7試合2勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ カスティーヨ、東妻、横山、西村—佐藤都
オリックス 山本、山崎颯、平野佳—若月

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