スシ!スシ!

オリックスが魔神山本の6回零封にラオウが放り込んでの大勝だっただけに引き分けで終わっていれば首位陥落、土壇場の踏ん張りです。
レアードが最後の打者はごめん被るとばかりに酒居の失投を見逃さずに打った瞬間に狂喜乱舞のサヨナラアーチは先制に加えての二本目、しびれます。
そうなれば歓喜のホームインを撮ろうと身構えるも前列のオヤジどもが何をとち狂ったのか立ち上がって肩を組んで右に左にゆらゆらと、仕方がないので勝利の挨拶に並んだ後のレアードと三木のハイタッチでごめんなさい、三木は見切れたので追加をしておきました。

令和の怪物vs平成の怪物

佐々木朗は惜しくも地元初勝利を逃しましたが、佐々木朗vs田中将の投げ合いは見応えがありました。
これで投げ勝っていれば新旧交代と各紙がこぞって一面にしたでしょうが、それでもどこかがやってくれるのではないかと期待します。
自己最速158キロは置いておくとして150キロ台半ばのストレートがビシバシ決まって、さすがに50球を超えるあたりからやや落ちましたがそれでも全てが150キロオーバーでスライダー、フォークのキレもあり、何より無四球が嬉しい、七回をすっ飛ばして自己最長の八回を、しかも前のカードで打ちまくっていた楽天打線をねじ伏せての2安打9奪三振はプロ入り後の最高の内容だったのではないかと、見事なピッチングでした。
気力を振り絞るかのような七回の三者連続奪三振で88球でしたので交代かと思いきや続投は末広がりだったからか、気持ちが切れやしないかとの不安をよそに連続奪三振を5まで伸ばしての三者凡退はいい経験になったでしょう、先輩たちにも見習わせたいです。
失点はいずれも浮いたボールを叩かれたツーベースと被弾で、五回の失点はいつもであれば前進守備でしょうがなぜかやらずに内野ゴロが二つで生還を許し、六回に痛恨の同点アーチはまさかの山崎剛にバックスクリーンへ、よって残塁がゼロという珍しいことにもなりました。
同点の九回は国吉ではなく益田、は佐々木朗の熱投に負けるわけにはいかないとのベンチの決断だったのか、それとも三連投を厭わない益田の志願だったのか、100球からの田中将の続投も佐々木朗より先にマウンドを降りるわけにはいかないとの意地だったようにも思えます。

田中将もアッパレ

先頭打者アーチこそ逃しましたが佐々木朗組の荻野が二打席目に貴重な追加点となるタイムリーを放ち、面目躍如です。
その荻野が四球を選んだ二死一塁で代走和田で勝負を賭けて欲しかったりもして、得点圏に走者が進めば山口の気が楽になりますし田中将に力みも出てくるのではないかと、藤原に出したのだから荻野にだって、ちょっとそんなことを思った八回の攻撃でした。
その八回は加藤にも代打を出さなかったですし、捕手二人体制ではあるものの終盤ですからあってよかったような、田村の事情が許さないのであれば二人で大丈夫かと不安になりますし、いや、今日はレアードと荻野以外はほぼお休みでしたのでこれぐらいしかネタがありません。
それだけ田中将も渡米前ほどの凄みこそありませんが白星に相応しい投球内容で、打線との巡り合わせが最悪はロッテの幸せ、今後もそれでお願いします。

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千葉ロッテ 0 1 1 0 0 0 0 0 1X 3 5 0

◆9月10日(金) 千葉ロッテ−楽天19回戦(ロッテ12勝6敗1分、17時45分、ZOZOマリン、8,387人)
▽勝 益田 53試合1勝4敗31S
▽敗 酒居 42試合3勝2敗1S
▽本塁打 レアード21号(田中将)、22号(酒居)、山崎剛1号(佐々木朗)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、益田—加藤
楽天 田中将、酒居—炭谷

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