ここにいてはいけない

前日とは打って変わって好天に恵まれた鎌ケ谷で、先発マウンドは真っ黒に日焼けした唐川でした。
そもそも先発転向ってどうよ、が本音ではありますがどうあれここにいてはダメでしょう、ただ残念ながら今日は一軍を臨めるような内容ではなかったかな、守りに足を引っ張られたところはありましたが清宮ら一部を除けばまさに二軍のメンツを相手に貫禄を見せられず仕舞いです。
初回にコントロールに苦しんで二回以降はまとめましたがそこそこ捉えられて、これが一軍クラスを相手だとどうだろう、抑えられるイメージがありません。
ストレートで押し込むタイプではありませんがかと言ってリリーフのときのようなキレもいまひとつで、どっちつかずといった感じで新装なったビジョンを信ずればMAX145キロはリリーフだったらもう少し上がるのか、本人はどちらを望んでいるのか、このままだと寂しいオフになってしまいそうです。
さらにしんどかったのが坂本で投球練習で捕手が捕れない暴投をするなどとにかくストライクが入らない、いきなりぶつけて3四死球でのKOとなりました。
リリースポイントが一定せず指にかからないすっぽ抜けが右に左に、まるでイップス疑惑のときの国吉を見るかのようで不安すぎます。
澤村に師事してマッチョ化したものの脳がそれを把握できずに上手く使いこなせていないだけ、そのうち慣れてくればすぐに戻るさ、そう思いたいものです。

なぜここにいる

二番手は中村稔でした。
昨日の開幕戦前ミーティングでは吉井監督近くのソファーに座ってすぐにでも一軍登録がされるかのような雰囲気を漂わせていましたが、さくっと14球で1イニングを投げて福岡に向けての調整登板かと思えば続投となれば次のカードも投げられない、シンプルに高野脩>中村稔の判断であれば哀しすぎます。
その哀しさに涙を流して前が見えなかったからでもないでしょうが危険球で退場となってしまい、踏んだり蹴ったりでした。
スクランブル登板となった土肥は肘を下げて球速が上がったとの話があって期待していたものの、140キロ台前半は迫力を感じられず期待ハズレです。
久しぶりに見た河村は1回パーフェクトもややフォームがぎこちなかったのが気にはなりましたが、この顔を見ただけでお腹いっぱいになりました。
今季はリリーフ専となる菊地は松川のキャッチングが上手かったのがあるにしてもストレートに威力があってしかし高い、変化球が決まらずストレートを狙われて芯を食われてヒヤッとした打球が複数あって、決め球って何なんだろう、今日の組み立てだと一軍はちょっと遠いようにも思えます。

刮目してみた

刮目せよ、と記事にしたこともあり、刮目してみました。
今日もショートでスタメンの松石は初回にいきなり正面の打球をトンネルして三回には中継プレーで落球して2失策、打席でもストレートに押し込まれて変化球にタイミングが合わずバントも失敗して、攻守ともに精彩無し、こと今日を見る限りでは抜擢の理由が分からなかったのが正直なところです。
金田、勝又を差し置いての重用はベンチに確固たる手応えがあるのでしょう、ただここまで.032と成績が全く伴わずよほどメンタルが図太くなければ控えに回されている先輩が気になって病んでしまうリスクもありそうな、池田と上田が二軍にいるため彼らのポジションは1つしかありません。

寺地が上

俺たちの寺地は六番DHでマルチヒット、打率をまた3割に乗せました。
あまり足は速くなさそうですが凡ゴロでも必死に走る姿は生真面目さが見て取れて、懐深いバッティングもまだデータ不足によるビギナーズラックがあるにせよ現時点でも松川よりも上かな、少なくとも打席でわくわくするのは松川や打撃が伸びている植田にも負けていません。
一軍が捕手二人体制で二軍が捕手過多なだけにマスクを被る機会がそう無いのが残念ですが、次世代の捕手の有力候補です。
ベテランでは井上と石川慎が一発を放ちました。
井上は引っ張って豪快に、石川慎は持ち味のしゃくり上げるようなスイングでライトスタンドへ、貧打に泣く一軍で見てみたいバッティングです。
しかし枠が無い、ファーストはそうでなくても混雑していますし外野は守備に難のある選手ばかりで、すぐにどうこうとはなりそうもありません。
外野は和田がいますし小川をそれに充てれば愛斗の代わりに石川慎はあってよいと考えますがさてさて、あるいは背走してファインプレーの山本が守備力の高さを披露して愛斗じゃなくても、でも多くをベンチで地蔵はもったいないか、それであれば上田がそうであるように二軍で打席を重ねた方がよいでしょう。
その上田は左手首を被せるようなスイングがちょっと引っ掛かって、また肩の状態を見たかった高部は魅せる守備機会がありませんでした。

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◆3月30日(土) 日本ハム−千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、13時、鎌ケ谷、1,012人)
▽勝 中村稔 1試合1勝
▽S 菊地 4試合1S
▽敗 福島 1試合1敗
▽本塁打 井上1号(堀)、石川慎1号(石川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、中村稔、土肥、河村、坂本、八木、菊地—植田、松川
日本ハム 福島、堀、鈴木、畔柳、石川—梅林、進藤

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