何ともならん

2点目を失ったときに「2点で済んだら何とかなる」とは清水直、まだまだ青いな、何ともなりませんでした。
終わってみれば試合になったのは二回表まででその裏に伊藤が立ち直って以上終了、初回に20球以上を投げさせながらも先制できなかった、と言うほどのチャンスでもなかったですが二回までは小島もいい感じに投げていただけにとにかく先制点が欲しかったです。
流れとしては日本ハムは思いどおりだったのではないかと、ピンチを凌いだ後の追加点など新庄節を見聞きしたくもないためニュースはシャットアウト、この開幕戦はソールドアウトだったことで満員御礼だったのかな、ロッテファンの声援も虚しく昨季に続いて黒星スタートとなりました。

ソトは外

伊藤だけに簡単な話ではないと思っていましたがそのとおりに、それなりに見どころはありましたがタイムリーが出ませんでした。
五回の二死満塁はソトが打ち取られて九回の無死一塁も安田の犠牲フライで零封負けを免れるので精一杯、ソトはやはり素人目でも分かる外を攻められて伊藤クラスであれば投げミスもほとんど無いわけで難しい、ソトだけではなく右打者は外のスライダーにやられまくって左打者が何とかしなければならず藤岡がマルチを含む3出塁と頑張りましたが真ん中が打てなかった、ポランコも安田も伊藤には手も足も出ずです。
実況によればポジションを勝ち取ったらしい中村奨も当たり損ねに三振と散々、大方の予想とは違って下位の岡もオープン戦の不調を引きずるかのように山口も粘ったものの自らの土俵に引き込めず安田はスローカーブに舐められて、うん、そのままだな、公式戦になって急に打ち出すなんて美味しい話はありませんでした。

割り切る

二年続けての開幕投手となった小島は5回5安打3失点、そこまで悪くはありませんでしたが乗り切れませんでした。
低目の変化球がことごとくと言っていいぐらいに低すぎてバウンドしたり右打者への内が決まりきらないなど苦労のピッチングで、それでも失点した後のさらなるピンチを凌ぎきったのはさすがではあり、しかしそれもあり球数が増えて無念の降板です。
ここ半月ほどは調子が下降気味でしたがその流れに抗えなかったといった感じで、それでも持ち直しの兆しがあった最後から今日となれば次は大丈夫でしょう。
ただ小島が復調しても勝てるかどうかはまた別の話、そこを割り切らないとズルズルと逝ってしまいそう、自らの仕事に徹するのみです。
余談ですが田宮にやられたのが悔しい、昨季もヒットを打たれましたしまた日本ハムに千葉出身のキラーが誕生してしまうのか、マリーンズジュニアの田宮か石橋のどちらかが欲しかったですし指名していればその後のドラフト戦略も違ったかもしれず、ただこの年は藤原、東妻、小島、山口、中村稔、古谷と続いてその余地が無かったのと、ロッテが獲っていても育ったかどうかがこれまた別の話であるのは言うまでもありません。

???

継投は国吉、横山、鈴木でした。
3点ビハインドで国吉は分かります、高野脩でもよかった、しかし4点ビハインドでの横山、鈴木が解せません。
これが日曜日であれば移動日で間隔が空くため分からなくもないですがカードの初戦のこんなところで横山を使うのが今季の体制なのか、満員の開幕戦に露骨な負け試合をするわけにはいかないにせよもったいない、鈴木は試運転だったのか、高野脩の2イニングに大炎上を忌避したのであればそもそも抜擢が間違いです。
いやぁ、いろいろな意味で完敗でした、明日は種市が無双しても加藤貴というしんどさよ、今日をただの一敗と開き直るしかありません。

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日本ハム 0 0 2 0 1 1 0 0 0 4 9 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 6 0

◆3月29日(金) 千葉ロッテ−日本ハム1回戦(日本ハム1勝、18時31分、ZOZOマリン、29,520人)
▽勝 伊藤 1試合1勝
▽敗 小島 1試合1敗
▽本塁打 レイエス1号(国吉)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、国吉、横山、鈴木—佐藤都
日本ハム 伊藤、マーフィー、金村、田中正—田宮

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