バッテリーミスで自滅

今日も打線の援護が足りず、鈴木がプロ初黒星を喫しました。
本人はコントロールのばらけを反省していたようですがストレート、スライダーともストライクは取れていましたし、適当なばらけは的を絞らせないというところで力投派なピッチングではむしろプラスに働くような、これぐらい投げられれば気にしすぎる必要はないと思います。
ただその力投派であることから奪三振が多いことの代償として球数が増えてしまうのは課題になりそうな、デビュー戦と同じく50球あたりからボールとストライクがはっきりしてきましたから92球ながらも五回での降板は仕方がないでしょう、そこはまだルーキーです。
それよりも数球あった130キロ台の変化球が何なのかがよく分かりませんでしたがストレートとスライダーのほぼ二本立てをどこまで貫くつもりなのか、ここまでの2試合では今日のとは違った落ちるボールがやはり数球程度ありましたがそれも無く、それでも抑えるのですから凄いと言えば凄いのですがカーブやチェンジアップ、シュートも持ち球としてはあるようなので緩急でタイミングを外して打ち取るのも考えていかなければならないでしょう。
それにしてももったいない、2失点のいずれも犠牲フライは無警戒にも見えた三盗、そしてワイルドピッチを田村が大きく弾いて三進を許した走者によるものでしたからバッテリーミスでの自滅みたいなもので、鈴木はクイックが苦手なのかやたら牽制をしまくってもあれですから今後に付け入られそうです。
それにしてもこのカードは走られすぎで、鈴木は置いておくとしても他の投手が突然にクイックが下手になったわけでもないでしょうし、捕手のスローイングがさほどに悪かったようにも、ここにきて投手の癖がいきなりバレバレになったとも思えず、かなりやっかいな問題を抱えてしまいました。

お前が決めろ

試合前の守備練習にマーティンが姿を見せず菅野がライトに入っていましたので、ツーベースのときの走塁を見る限りではどこかを気にしているような素振りは見られませんでしたが昨日に井口監督がコメントしていたようにマーティンの足首の状態は万全ではないのか、ちょっと心配です。
そんな今日は平井でしたので2試合連続で打点を稼いだ山口を外して菅野を戻しましたが、その菅野が八回のチャンスに見逃しの三振で井口監督はお冠です。
もっともあれは見逃したと言うよりは手が出なかったのが実情ではないかと、それでも菅野には押し出し狙いな消極さもあったのでしょう。
菅野に限った話ではありませんが核弾頭や下位打線であれば四球稼ぎも必要ですが主軸には自分が決めるという強い気持ちであってもらいたく、だからと言って多少のボール球でも手を出せとは言いませんが、安田の四球も受けのスタイルから生じているように思えてなりません。
もちろん調子の良し悪しにも左右されるのでしょうし、上向きな藤岡がしっかり振っての引っ張りや逆方向でも叩けているのもそういうことなのでしょう、ただお家芸になりつつある四球によるチャンスを結局は潰してしまうここのところにストレスが溜まりつつあります。

小憎らしさ全開

菅野が打てていれば鈴木にお先にとプロ初勝利となったかもしれない、河村は今日も通常営業の小憎らしさ全開です。
投手がマウンド上で喜怒哀楽を面に出すのは相手に心中を悟られるだけで百害あって一利なしと考えますので表情を変えないタイプが好みではあるのですが、しかし無表情の涌井や唐川とは違って佐々木千はけだるそうでかつ面倒くさそうで、そして河村は貴族が下民を見下すかのような顔つきです。
これは相手からすれば腹立たしく見えるのではないかと、そうなれば思う壺でもあり、結果を残せば残すほどこの小憎らしさがさらに活きてくるでしょう。
新入団選手発表会では常人離れしたコメントでそんな雰囲気を垣間見せていましたが、こういったタイプが活躍すれば野球は面白くなります。
気が付けば防御率は1点台で、今日はピンチを背負いましたが高さを活かしたフォークで切り抜けて、そろそろ大事なところで使ってもらえるかもしれません。

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西武 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2 7 0
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◆4月11日(日) 千葉ロッテ−西武3回戦(西武2勝1敗、14時、ZOZOマリン、9,979人)
▽勝 平井 3試合3勝
▽S 増田 7試合4S
▽敗 鈴木 3試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 鈴木、田中、ハーマン、河村、東條—田村、柿沼
西武 平井、平良、増田—森

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