鴎が獅子を屠る

取りこぼすことなく無事に西武を屠りました。
中6日の佐々木ではなく中5日かつ前回登板に指を攣って交代したダイクストラってのが西武を舐めたのか次の日本ハムにローテーションを整える意図があるのか、はたまた佐々木が疲れたのか、どうあれここを落とさずにきっちりと勝ったアドバンテージをエスコンで活かさねばなりません。
それにしても今日も昨日にも増して風が強かった、さらには午後にそこそこの雨が降って流れるんじゃないかとも思いましたが試合があってよかったです。

風の申し子

その風が今日もソトを後押ししました。
風が無ければただのフライアウトだったでしょう、若林の追い方もあれでしたし頭を越されたのも西武としては誤算だったと思われます。
足首への不安でサードまで走ったのにはヒヤヒヤしましたがその積極さは喜ばしくもあって、エスコンは屋根を開くのかな、是非とも開けてください。

不思議だなぁ

なぜか平良も中6日を回避して、ボーが前回に先発で勝ったのがあるにしても平良を佐々木にぶつけるのを嫌がったのであれば読み違えです。
そんなボーに対して例によってのふん詰まりでしたがMr.Windの先制点に加えて二番手を攻略して終わってみれば一方的な、そんなスコアとなりました。
ただ先頭打者が出塁して次がポランコの四回はさておき二回の中村奨、三回の藤岡に送らせていればもっと早く主導権を握れたかもしれず、五回、六回はバントでチャンスを広げて得点に繋がっただけになおさらに、いつでも点が取れる自信があるはずもなく序盤だからなんて言っていられる打線ではないです。
五回は友杉も風を味方にして岡が難しいバントを決めたからこそ角中が歩かされてソトに回ったわけですし、バント派としては歯がゆいです。
その五回に早々と角中に代走はその時点では同点で結果的に荻野もダメのダメ押し点を叩き出しましたがどうなんだろう、不思議だなぁ、リードをしていれば守りに入るってのが百歩譲ってあるにしても、懸念している角中のハムちゃんとかでなければその意図が理解できません。
左中間を破った藤岡は上手く打ちました、ルーキーイヤーに逆方向に長打を連発したそれを思い出すかのように、調子が戻りつつあるようです。

好きなタイプ

ダイクストラは5回5安打零封で来日初勝利です。
そこまでコントロールに苦しむダイクストラではないと思っていますがあの風には面食らったかもしれず、今日は制球に苦労しました。
それでもあれだけボール先行でも2四球にまとめたのはZOZOマリンで投げる自信になったかも、中5日ですし球数が増えて100球での交代は仕方なしです。
立ち上がりに一死一二塁でのスリーボールに生きた心地がしなかったですが、あそこでのゲッツーが実はこの試合の最大のポイントだったかもしれません。
カーブが大好きなのでダイクストラみたいなタイプはまた見てみたいかな、初回、五回と微妙な間合いで小野コーチがマウンドに向かいましたがこの勝利で信頼されれば六回、七回と投げさせてもらえる機会もあるでしょう、楽しみにしています。
そのゲッツーを食らった中村剛は二番手の国吉から豪快な一発を、スゲーな、前日のそれより高く上がったため戻されるかと思いましたがお構いなしです。
そして点差が開いた七回以降は岩下、澤田、中村稔と無難に凌いで過登板気味の鈴木を休ませられたのは大きい、いい感じの継投でした。

明日への活力に！

◆5月7日（火）　千葉ロッテ−西武6回戦（ロッテ6勝、18時、ZOZOマリン、25,956人）
▽勝　ダイクストラ　3試合1勝
▽敗　ボー　3試合1勝2敗
▽本塁打　中村剛5号（国吉）

▽バッテリー
千葉ロッテ　ダイクストラ、国吉、岩下、澤田、中村稔—佐藤
西武　ボー、水上、田村、平井、本田—古賀