絵に描いたような転落

元巨人の松本が窃盗で逮捕されました。
個人宅の清掃でものが無くなれば真っ先に疑われるのが分かっているのにそこまで追い詰められていたのか、それともかつての生活レベルを落とせずに金欠状態だったのか、ドライチで入団しながらもなかなか芽が出ずそれでいて野球賭博に手を染めて失格選手の処分に巨人を解雇となって、絵に描いたような転落です。
前日には元オリックスの伊原がひったくりで逮捕されて、ちょっと前には谷川が無免許運転で自主退団となって、ファンとしては哀しい現状です。
いずれも初犯であれば収監されるようなものではないためここから立ち直れるか、伊奈ゴジラ小野のように何度も罪を重ねる元選手もいるだけに本人の覚悟もそうですが周りがサポートできるかどうか、これは球界として考えていかなければならない課題でしょう。

セカンドキャリア

一見すると華やかに見えるプロ野球選手も成功者は一握りでしかなく、大半は夢破れて去っていくことになります。
昨年のデータですが平均在籍期間は7.7年とのこと、プロを目指して野球に没頭していた選手が20代から30代前半で社会に放り出されて上手くやっていけるケースがそれほど多いとも思えず、契約金が退職金の前払いだとしっかり貯蓄していればいいですがそれもなかなか難しそうです。
そういう意味でセカンドキャリア、でもないですが親会社の大きさもあってソフトバンクは退団する選手やOBに寄り添う姿勢を見せていて、遅ればせながらロッテもここ数年はトライアウトを目指すなどしない選手には職を用意する、上野や黒沢や古谷なんかがそう、これはよい流れでしょう。
ただそれも枠に限りがあって育成枠選手にまでは及ばず、それがプロの厳しさと言ってしまえばそれまでですが、その覚悟がある選手ばかりではありません。

有名税

不幸にも成功とはならなかった選手も入団に際しては地元で大きく取り上げられることもあって、有名税に苦しめられるのもありそうです。
表現はあれですがこの程度の犯罪で報じられるのもそう、報じられるにしても現役ならまだしも退団後に元~って一般人ではありえず退社した会社名が出るわけもなく、いつまでも付いて回る、松本は地元に戻っていたようですが元プロ野球選手という目線に見栄を張るなんてのもあったかもしれません。
それを逆手にとって営業マンに転身するパターンもありますが、目立つ環境に身を投じた代償ではあれ可哀想ではあります。

大嶺ブラザーズ

元ロッテでは小川の殺人なんて大事件もありましたが、直近で気になっているのは大嶺翔です。
多重債務での退団から半年も経たずして恐喝未遂で逮捕されて、その後が聞こえてきませんがきっと聞こえてこない方がよいのでしょう。
犯罪とは関係ありませんが兄の飲食店は順調なのか、ただでさえ飲食店は開店して2年を超えられるのが半分程度という難しさに素人が手を出して大丈夫かと心配にもなってしまい、一時期に話題にもなった藤田の焼き肉店も経営を譲渡したってのをどこかで見たような気が、大嶺祐は引退してすぐに始めた焼き鳥屋共同経営から手を引いて新たに創作ダイニングの店を始めたようで上手くいっていればいいなと願っています。

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