ポランコの三発は壮大な空砲に終わる、再び

一試合に三発があって負ける試合ってそうそう無さそうな、と思ったら一ヶ月ちょっとでまたありました。
シーズン2度目の快挙はNPBで11年ぶり、ロッテでは1971年の江藤、1979年のレオン、1985年の落合に次ぐ4人目となります。
きっといずれも勝ち試合でしょう、少なくとも2度とも負け試合ってことは無いのではないかと、酷い話だ、結果的に無駄打ちが哀しすぎます。
それでもポランコとしては喜ばしい大爆発で単純計算で20本台に乗るか乗らないか、があっと言う間にリーチがかかってトップに2本差は落合以来の本塁打王への期待がめっちゃ高まって、まとめ打ちがあるから、の賭けに勝てるような残り37試合としましょう。
惜しむらくは19本のうちソロが13本、一試合三発はいずれもそうですしそれが試合に勝てなかった理由にもなっています。
ポランコが悪いわけではなく巡り合わせでしかないのですがソロ率が高いため打点を稼げずこちらのタイトルは遠い、それがチーム成績にも顕れています。

右に左に

そんな打線は相手を上回る15安打ながらも5得点、最後の盛り上がりも追い付けない程度の反撃に終わりました。
また初回に得点かとその満塁のチャンスを逃して、二回も満塁を逃して、たらればで言えばここで1点でも2点でも取れていればといったところです。
そして荻野が右に左に、と広角に打ち分けるであればいいのですが長期離脱の原因となった右大腿二頭筋肉離れから復帰したかと思えば一ヶ月ちょっとで今度は左太もも裏の違和感で途中交代はとりあえず明日は無理そう、代わった藤原がマルチで取って代わるにしても本格的に次を考えなければなりません。
ブロッソーはまた打てずそもそも八番に助っ人って意味があるとは思えず、八番しか任せられないなら茶谷でいいじゃん、ブロッソーを使うならもっと上位を打たせないと、そう考えると身長を割りそうな率で守りも有藤に酷評されたランダウンプレーに実質エラーと影響が出ていることでお休みが妥当でしょう。
やはり有藤によれば捕れた、はさすがに無理っぽかった柳田の打球はさておき野選となった動きは急造らしいそれで、安田を早急にサードに戻すべきです。

中森はプロ初黒星

プロ初先発の中森は5回5安打4失点、悔しいプロ初黒星となりました。
三回までは危なげのないピッチングで先制してもらった直後の逆転被弾は勝ちを意識したか相性の悪い中村晃に食われただけか球質が変わったからか、どうあれいい経験になったでしょう、おそらく投げ抹消になるでしょうが近いうちにまたチャンスはやってくると思います。
カーブを使う投手が好きなので先発か中継ぎかまだ定まっていない中森ですが、長いイニングに武器となるカーブを活かせる先発を推します。

岩下どうする

継投は岩下、東妻、東條でした。
岩下は先日に続いて先発復帰を意識したかのような2イニングでこのまま中継ぎ定着というわけでもないのか、離脱前はやや不安定でしたが復帰後は力強いピッチングで試合を支配できているだけにこのままでもよいような、先発志向が強い本人の意向と肩肘の状態との相談になるのでしょう。
痛い被弾の東妻は簡単に初球から入りすぎたか、それでもガタガタと崩れることがないのが今季の成長です。
そして東條はやっぱり高いし甘い、この状態であればビハインド要員かいったん二軍に戻すとしましたが3試合連続失点で防御率12.60、浦和でやり直しです。

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◆8月23日(水) 千葉ロッテ−ソフトバンク18回戦(ロッテ10勝7敗1分、18時、ZOZOマリン、22,495人)
▽勝 有原 11試合6勝3敗
▽S 甲斐野 32試合1勝2S
▽敗 中森 6試合1勝1敗
▽本塁打 ポランコ17号(有原)、18号(有原)、19号(ヘルナンデス)、中村晃4号(中森)、近藤19号(東妻)

▽バッテリー
千葉ロッテ 中森、岩下、東妻、東條—佐藤都
ソフトバンク 有原、藤井、松本裕、ヘルナンデス、甲斐野—甲斐

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