ポランコの三発は壮大な空砲に終わる

四発目が出ていれば球史に残る大逆転勝ちとなっただけに盛り上がることは盛り上がりましたが、そうは問屋が卸してくれませんでした。
一試合に三発があって負ける試合ってそうそう無さそうな、直近では山口井上と勝っていて今日と同じくいずれも美馬が先発をした試合ってのは偶然にしても記録大好きニッカンでも気付いていないのではないかと思える珍記録、そして助っ人としての10年ぶりはホワイトセル以来でこの試合も勝っています。
違いを探してみれば勝った試合はどれも二桁得点でつまりは孤軍奮闘では三発をかましても勝てない、ポランコが悔やむのはちょっと違います。

益田大炎上

終わってみれば浅村への被弾だけであれば何とかなったものが、阿部の移籍後初アーチが痛恨でした。
もっとも阿部に打たれていなければきっと安田も打てなかったと思われ、不思議ですが野球ってそんなものです。
ただ打たれるだけならまだしもその前に二死から小郷を歩かせてってのは初回の美馬と同じでアホらしい、マウンド上の益田は二発目を浴びて目が死んでいましたがベンチの黒木コーチは表情筋が凍り付いていてスタンドにいたロッテファンもそれに近い顔付きだったのではないかと思います。
まあ守護神が1イニングで4点も取られて勝とうってのがおこがましい、連日のバッテリーミスのアシストで1点差まで迫ったのが精一杯でした。

有言不実行

美馬も前日の小島と同じく試合前の意気込みとは裏腹に有言不実行、ぎりぎり五回は投げましたがボール球が多くテンポも悪くて見ていて疲れました。
先日にようやくの今季初勝利で乗っていきたかったですが酷暑はベテランにきついか、しかし秋になっても残暑が緩いとは限りません。
相手も同じはあるものの同じ打者に打たれるのはリードにも問題がありそうでしかし逆球も少なくはなく田村は四苦八苦だったかも、事なきを得ましたが西村も悪癖を覗かせて投手陣には厳しい季節となりましたがそこはお互い様ですから言い訳にはならず歯を食いしばるのみです。

左キラー石川慎

そんなリードに疲れたからでもないでしょうが二回、四回と得点圏に走者を置いて田村は凡退、どちらかで一本が出ていればとはたらればです。
吉井監督は則本の落ちるボールに合わなかったと嘆いていましたが中村奨、山口と中軸に音無しで、藤原にも元気がありません。
その藤原に代打の石川慎がまた左腕からヒットは左腕に11打数6安打と実況や解説が連呼する左キラーそのもので、そんな時期もありましたがここ数年は必ずしもそうでもなくそれでも周りがそう言うことで本人がその気になるのであればどんどんと囃し立てましょう。
明日はロッテ戦御用達の左腕藤井だけにスタメン起用がありそう、藤本監督激怒の疑惑のジャッジでオリックスが勝ったためロッテの首位ターンは消滅しましたが僅差を維持するためにもカード勝ち越しは必須だけに自前のBSWユニでのお立ち台を期待します。
あとはポランコでこのアーチ連発にいよいよと思いたくはあれど5月にやはりアーチ量産したときも「ドミンゲスじゃね」と醒めた目で見ていた自分がいたりして今回もまだ信じられず、先月に3割超と打ちまくりましたが今月は昨日まで1割台で今日にぐいっと上げましたがまだ様子見です。

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◆7月16日(日) 千葉ロッテ−楽天12回戦(ロッテ7勝5敗、18時、ZOZOマリン、26,617人)
▽勝 渡辺翔 18試合3勝1敗
▽S 松井裕 33試合1勝2敗22S
▽敗 益田 36試合2勝2敗23S
▽本塁打 浅村17号(美馬)、18号(益田)、ポランコ10号(則本)、11号(則本)、12号(鈴木翔)、阿部1号(益田)、安田7号(宋家豪)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、西村、澤村、中村稔、益田—田村、佐藤都
楽天 則本、鈴木翔、渡辺翔、宋家豪、松井裕—太田

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