中村ショータイム!

かつての僚友だった美馬と田中将との投げ合いは決着がつかず、継投に入って試合を決めたのは中村奨の一発でした。
今日はその中村奨のピンバッジが配布されてユニフォームの色は違えど同じポーズで、そして3安打猛打賞で打率も吉田正に次ぐリーグ2位に浮上です。
出塁率も浅村に次ぐリーグ2位は昨季までとは違ってしっかりとボール球を見極めて四球を選べているのが大きく、先制タイムリーとなった二打席目のツーベース、また一打席目のヒットもそう、センター中心のコースに逆らわないバッティングができているのが好調の原因でしょう。
そして待ちに待った約二ヶ月ぶりのアーチで長打率も上げていきたい、キャリアハイに向けての最大の敵はフルイニング出場によるガス欠でしょうから五輪休みが追い風になるやもしれず、キャプテンマークに相応しい活躍でチームをCS、そして日本シリーズに導く中村奨であってもらいたいです。

美馬が実質零封のナイスピッチ

美馬は7回5安打1失点の見事なQSで田中将に劣ることなく、勝ち星こそ手にできませんでしたがナイスピッチングでした。
初回のピンチは鈴木大の拙走に助けられて波に乗り、エチェバリアの野選は実質エラーですから零封と言ってもよく、バッタバッタと打ち取る無双ぶりではありませんでしたがテンポよく要所を締めて、それでいて昨季とは違って打線の援護が無いためハーラーダービーには後れを取っていますが今は我慢の時です。
昨季も夏場以降の連勝で最多勝まであと少しまでいきましたから焦らず打線と噛み合う日が来るまで粘り強く投げ続けてください、頼りにしています。
最後はディクソンの立て続けの飛球に肝を冷やしましたが益田が切り抜けて、めでたく交流戦に5割以上で入ることが決まりました。

汚いから唾吐きは止めて

その美馬が六回の先頭打者にツーベースを打たれて左打者の鈴木大、進塁打を打たれないよう外にボールを集めて注文どおりのショートゴロに仕留めながらもエチェバリアのサードへの送球が逸れてしまい、安田のポジショニングもどうかとは思いましたが、もったいないプレーでした。
捕ってから体を捻ってのスローイングは見事でしたがそれでブレてしまったのか、クルーズであれば高速トスをしたかもしれません。
守備が売りのはずのエチェバリアはここまで無難にこなしてはいますが危なっかしく見えるところもあり、フライを捕っただけでスタンドがどよめきます。
そして今日のスタメンは前日のエラーで藤岡が懲罰、ではなくメジャーでも対戦経験があり前回もヒットを打った田中将対策だったのでしょう、期待どおりに三打席目にツーベースを放ってしかし身長にも届かない打率では九番も仕方なし、気温とともに上昇してくれることを願いたいものです。
また中村奨だけではなくレアードが続いたのが大きかった、今月8本目で打率も3割を超えていますので先月のマーティンに続く月間MVPの有力候補でしょう。
交流戦のビジター対策かここにきて守備につくケースが増えていて、不振の安田が今日も早めの交代でしたからファーストとサードの両睨みになりそうです。
角中と加藤のスタメン争いも今日は両者ともタコでしたから明日が決め手になりそう、レフト角中なのかセンター加藤なのか、ともに頑張ってください。

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◆5月22日(土) 千葉ロッテ−楽天11回戦(5勝5敗1分、14時、ZOZOマリン、11,788人)
▽勝 唐川 22試合3勝1敗
▽S 益田 22試合3敗11S
▽敗 福山 15試合2敗
▽本塁打 中村奨2号(福山)、レアード10号(福山)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、唐川、益田—佐藤都、江村
楽天 田中将、福山—太田

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