ロッテなフルコース

クソ長い負け試合を見てきました。
昨季に多くあった「先発頑張る」「打線援護できず」「守備足引っ張る」「リリーフ壊す」そして「ファン嘆く」の五段活用、さらには追い付かない程度の反撃は無いよりはマシであっても虚しさが残るだけだったりもして、ロッテなフルコースです。
今日に勝っていれば楽天にトドメを刺せたのにもったいない、楽天とのゲーム差は3に戻ってソフトバンクの逆転勝ちで0.5差は営業担当が気もそぞろでしょう。
それにしても益田が酷かった、一死も取れなかったのは6月に3球でサヨナラアーチを食らった試合がありましたがそれでイニング途中での交代は4年ちょっとぶりで、それ以降はそもそもイニング途中での交代が昨季まで一度も無くて今月の防波堤決壊が久しぶりでした。
その試合でも一死は取ったので益田にとってはここ5年ぐらいで最悪の試合になってしまい、屈辱でもあったでしょう、ボールボーイにやや強めにボールを投げ付けたのはどうかと思いますがそれでも堪えて横山がリリーフカーを降りるまでベンチに戻らず見届けたのはギリギリの自制心だったのだと思われます。
安泰かと思っていた最多セーブは松井裕に1差まで迫られて松井裕は1.71、益田は守護神とはとても思えない3.86の防御率は風前の灯火です。

ダメからの切り替え

種市は7回3安打2失点のHQSでも勝てませんでした。
勝てないどころか危うく黒星が付くところで降板後にすがるような視線を攻撃陣に向けていたのが印象的で、相手のミスでそれが消えたのがせめてもの救いです。
ボールが暴れるのはいつものことでしかし初回の先頭打者をあっさりと歩かせて次の打者の初球も大きく外れて今日はダメな種市かと頭を抱えましたが、エンドランだったと思われる次のボールを打ち損じてもらって結局はこの回の1四球のみと無難にまとめました。
奪三振が少なかったですし必ずしも調子がよかったわけでもないでしょうが、あの一球での切り替えは今後の糧になるでしょう。

この人も

打線の無援護で勝てなかった種市ですが、坂本もまた犠牲者の一人です。
種市を継いでヒットは打たれたものの課題の右打者から2つの三振を奪って、裏に追い付いてもらってさらなるチャンスに白星への期待はあったはずです。
西村は既に4勝で澤田も2勝と勝ち星を追い抜かれていつの間にやらトレード相手の山本も2勝で防御率は2点台、両目が開かなかったのは残念でした。

ブロッソーは輝けず

それもこれも球団ワーストタイの17残塁、全ての責任は打線に帰します。
11安打に申告敬遠込みですが8四球で3点しか取れないってどうよ、楽天は満塁のチャンスにあっさりと点を取るのにこちらは4度も満塁がありながらも荻野の犠牲フライの1点のみ、勝負弱いにも程がある、たまたま、で片付けては投手陣に申し訳が立ちません。
ブロッソーは二軍で打ちまくっての再昇格で来日初の3安打猛打賞はここまでを考えれば望外の活躍でしたが、しかし二度の満塁のチャンスに凡退しては助っ人の意味が無い、現状では贅沢ですし厳しいことを言うようですが助っ人に求めるのはチャンスメイクではなく決定力です。
左腕ってのがあるにしても最後の代打が1割台の田村というのも層の薄さを露呈して、今月は0割台とからっきしですがそれでも左腕を打っている佐藤都の方がわくわくしたかも、もちろん結果論ですしその佐藤都と同じく直近5試合で0割台の安田、藤原しか残っていない布陣が全てではありました。

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◆9月13日(水) 千葉ロッテ−楽天24回戦(12勝12敗、18時、ZOZOマリン、24,200人)
▽勝 渡辺翔 39試合7勝2敗1S
▽S 松井裕 49試合1勝3敗34S
▽敗 益田 53試合2勝5敗35S
▽本塁打 辰己8号(種市)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、坂本、益田、横山—柿沼
楽天 藤井、内、宋家豪、鈴木翔、安樂、渡辺翔、松井裕—太田

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