防波堤決壊

益田が打たれたら仕方ない、とは清水直ですがそれはそのとおり、それにしてもあっと言う間の決壊でした。
益田のバロメータはストレートの球速とはよく言われますが今日は150キロオーバーでそこに問題は無かったような、しかしいくら数字が出ていても甘く入ってしまえば、ねじ伏せるだけの球威が伴っていなければあっさりと持っていかれてしまうに分かりやすい惨劇です。
岡島にも阿部にも小郷にもそのストレートを痛烈に弾き返されて、それにしても阿部にも小郷にもよく打たれる、プライドを慮ってか乱調でもイニング途中での交代は珍しく今季初めてかもしれず、それだけベンチが目も当てられない状態と判断したのでしょう。

種市は消化不良

西村の被弾もある意味で想定外、左が続くので坂本のイニング跨ぎもあるかと思いましたが渾身のリリーフをしてのけただけにそれは酷だったかもしれません。
そんな逆転負けの流れを作ったのは種市、とは種市に厳しい吉井監督で、確かに6回途中を1失点ながらも好投とは言い難いものがありました。
球数が多いのは毎度ですがこちらのバロメータの四球が4つは安田ごときに2つも与えたり先頭打者を歩かせたり、球数を減らそうと意識しすぎると変なことになりそうで止めた方がよいように思いますが、もう少しぐらいは上から目線で投げる気持ちは必要に思えます。
自信、というところでは最多勝は3つも離されて厳しいため最多奪三振は意地でも獲りたい、規定投球回に届けば奪三振率とのW受賞を狙えます。

勝率は・・・?

日米通算200勝まであと少しの田中将に白星献上は避けられましたが、土を付けることもできませんでした。
ポランコが連日にアーチをかっ飛ばしましたが今日はソロ、アーチの試合の勝率はどのぐらいなんだろう、ソロのときはどうだろう、調べるのが面倒です。
終盤にチャンスを作るも七回は角中が力で押し切られて八回は無死一二塁のチャンスを潰して、八回はこれが例えばポストシーズンであればピンチバンターという選択肢もあったでしょうが五番山口に打たせたのは妥当ではあり、ズバッと内に投げ込んだ相手が上でした。
ただ今日のジャッジは不安定かつ田中将に甘かったような、タイムリーで存在感を見せた茶谷の地顔に輪をかけた不満顔が象徴的です。
気になったのは藤原の始動の遅さで三振が多いタイプではありますが振り遅れが目立つような、あるいは読み間違えての空振りがもの悲しいです。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 0 0 1 0 0 0 2 0 2 5 8 0
千葉ロッテ 0 2 0 0 1 0 0 0 0 3 8 0

◆9月2日(土) 千葉ロッテ−楽天21回戦(ロッテ11勝10敗、18時、ZOZOマリン、28,857人)
▽勝 安樂 46試合2勝1敗
▽S 松井裕 45試合1勝3敗30S
▽敗 益田 51試合2勝4敗34S
▽本塁打 ポランコ22号(田中将)、阿部3号(種市)、岡5号(田中将)、小郷8号(西村)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、坂本、西村、ペルドモ、益田、鈴木—柿沼、佐藤都
楽天 田中将、鈴木翔、安樂、松井裕—安田、太田

© 2007 オリオン村