CS決定弾

地の利、相性、終盤のもつれ、いずれもが登場する展開となりましたが、競った初戦をものにしました。
連敗するとヤバかったですが逆に言えば連敗さえしなければ残り試合からしてそこそこ有利、2位かどうかはともかくCSを決定付けた勝利かもしれません。
決めたのは今季初アーチの荻野が逆転スリーランで、低い弾道でフェンス直撃かとも思いましたがロッテファンの願いとともにラグーンに飛び込みました。
ネタ的にはオフにでも発表するつもりだったものが文春に見付かって慌てて結婚を発表したのであろう安田が放り込めば一打席目の結婚行進曲もありましたし話題にもなったでしょうがからっきし、今月に0割台の藤原は当たり前のように凡打、しぼみかけたチャンスを荻野の一振りで大輪の花です。
荻野にピントを合わせたつもりが迎え入れる小島にドンピシャ、黒星を消してもらってヨッシャーという気持ちが顔に顕れています。

揺り戻し

その小島はマウンド上ではこんな表情でした。
またかよ、という感じで打線の援護は初回の1点のみで、6回6安打3失点ながらも敗色濃厚でその嘆きは痛いほどに分かります。
もっともピッチングとしては種市と同じく適当に荒れながら歩かせるか歩かせないかがリトマス試験紙で、今日の小島はどちらかと言えば悪い小島でした。
序盤はそれでも際どいところを取ってもらえずに、だったものが六回は浮きまくってまたしてもの阿部、小郷にやられたのも面白くありません。
それでも負けなかったのは不憫だった昨季の揺り戻しみたいなものか、そういう意味では阿部の軽率なエラーで始まった逆転劇も揺り戻しです。

やっと！

勝ち投手は澤田、防御率が0点台に復帰してそして2勝目です。
なかなか巡り合わせが悪く通信簿に無様な写真を流用しなければならないかと諦めかけていただけに、初の中1日での登板は自分的にラッキーでした。
そんな投げる清田、太めの清田こと澤田はヒットこそ打たれましたが全身を使ってのダイナミックなピッチングで140キロ台後半のストレートにチェンジアップとカットみたいな変化球もあって活躍の場が広がりそう、まだ今日のような場面での起用がメインですが西村の穴を埋めてくれよと願います。

てへぺろ

あまりに打てなくてキャッチアップマリーンズでは先月のホームラン特集をアナウンサーがやたら力みまくって紹介していましたが、今日の打撃陣は8本もヒットを打って5点も点を取って、美馬と西野がきっとベンチの裏で泣いているでしょう。
とは言いながらも幸先よく初回に先制しながらも以降は則本の気合いに押し込まれて、阿部のあれが無かったらそのままだった可能性が高いです。
その阿部のエラーでの出塁に佐藤都のセーフティーは2点ビハインドだっただけにベンチの指示とは思えずどういうつもりだったのか、まず1点、にしても次が安田、藤原で予想どおりにダメでしたし意図、思惑がちょっと分かりかねます。
そして八回の追加点はここでも佐藤都の犠牲フライで和田は余裕のホームインでしたが二塁走者の岡が進塁できなかったのはどうよ、内野が前進守備で二三塁間の真ん中ぐらいまでリードしていたことで帰塁に時間がかかったにしてもハーフウェイで様子を窺うことはできたはずで、しかも悪送球でした。
本人もその自覚があったようでてへぺろは久しぶりのポカヒロミかな、進塁していても得点にはなりませんでしたが撲滅しないといつか痛い目に遭います。

誰がお目当て

余談ですがテレビ番組の収録も兼ねていて取り止めができなかったのでしょうがこのタイミングで相葉雅紀の始球式があったのは非難もありそう、それはさておき、今日もVS席の前の方にメジャー関係者と思しき5人以上が陣取っていて、どこかで見た顔もありました。
ハーマンかな、スタンリッジもこの系統の顔だよな、ハーマンには石垣島でサインをもらったけどスタンリッジは合流遅れでもらい損ねてスタンリッジだったら欲しいな、でも仕事中だし、なんて思案していたら一人が声をかけたら次々とサインをもらったり自撮りツーショットを撮ったり、そのサインからハーマンでした。
ハーマンはブルージェイズのスカウト部門にいるらしく、それにしても今日は誰がお目当てだったんだろう、則本とは思えないですし小島のはずもなく、まさかポランコやペルドモのメジャー復帰を画策しているのか、きっと松井裕だったのでしょうが荻野が出番をかき消して明日もずらりと顔を揃えそうです。

明日への活力に！

◆9月12日（火）　千葉ロッテ−楽天23回戦（ロッテ12勝11敗、18時、ZOZOマリン、24,234人）
▽勝　澤田　10試合2勝
▽S　益田　52試合2勝4敗35S
▽敗　則本　20試合7勝6敗
▽本塁打　荻野1号（則本）

▽バッテリー
千葉ロッテ　小島、澤田、ペルドモ、益田—佐藤都
楽天　則本、酒居—太田