今日に誰かが完全試合を達成したり六打席連続アーチをかっ飛ばしたりしても、明日の全紙一面は大谷の右肘内側側副靱帯損傷でしょう。
二刀流ということもあってか中4日は無くほぼ中5日での登板でしかし出ずっぱりでの疲労がフォームに狂いを生じて肘に負担がかかったのか、それともWBCから働きっぱなしのツケが出たのか、たまたまかもしれませんが松坂もWBCのシーズンから坂道を転げ落ちるように見る影も無くなりました。
それにしてもこのタイミングは痛い、エンゼルスに残留するにせよ他球団に移籍するにせよ投手としての評価はガタ落ちが避けられません。
一部に12年8億ドルなんて予想もありましたがこと投手の部分が無くなるとそんな数字はあり得ず、あるいは投手については出来高を厚めにすることで調整をするのか、二度目のトミージョン手術をすれば独走しているホームランダービーも危うくなるかもしれず痛恨の極みです。
無理はさせない
そうなると過保護と言われようが何だろうが、佐々木朗に対するロッテベンチの気の使いっぷりは正解なのでしょう。
先月下旬に左内腹斜筋損傷で離脱した佐々木朗は全治2ヶ月で今季絶望、CSで秘密兵器になるかもなんて話もありますが少なくとも無理はさせないはずです。
大谷にはネビン監督への非難の声も上がっているようで、吉井監督にしても黒木コーチにしても、球団としても他人事ではありません。
この状況で不幸にも肩肘の故障が発生してもロッテ関係者が批判されることは無いと思いますが、何とか無事なままに海を渡らせてあげたいものです。
荻野は・・・
そして荻野は左太もも裏肉離れで抹消されました。
今季で38歳、残念ながらもうレギュラーとして試合に出続けるには無理があってカードに1~2試合、西武の中村や栗山のような起用がよいのでしょう。
軽度で最短での復帰を目指すなんて報道もありますがこの手の目論見は石川歩、二木、高部、そして荻野自身のここまでを考えれば当てになりません。
焦ってまたやってしまったらそれこそ今季絶望、急がば回れがよいです。
また東條がさすがに浦和行き、かと思ったら東妻でどうした、確かに今月は防御率5点台で被打率も3割を超えていますがそれでも東條を残して東妻を外すって無いだろうと、既にほぼキャリアハイで5月から働き詰めだったことでの遅めの夏休み、こちらこそ最短で戻ってきてねと願います。