びっくりした

僅か4球、試合が始まって3分足らずで3点を先制されて四回には追加点を取られて、4点ビハインドから中盤以降にひっくり返せるとは思ってもいませんでした。
ロッテが強いと言うよりはソフトバンクが弱い、どれだけの投手になるんだと恐怖していた武田の床が抜けそうな足踏みにリチャード、デスパイネの巨漢コンビがくるくる回って柳田、近藤にはやられましたがキラー中村晃を音無しに仕留めたのが大きかったです。
辛うじて勝ち越して明日からは山本、宮城はいないけれど山崎福、山下のいる首位オリックスに胸を借りるビジター三連戦、初戦の種市は絶対に負けられません。

崩壊しそうで崩壊せず

美馬は6回6安打4失点、立ち上がりのあれを見ればよく六回まで投げきってくれました。
その後はピシャリと抑えたわけではありませんがあれだけボールが真ん中に集まっていたものが適当に散って美馬らしいピッチングに、ビハインドでも切れることなく粘り強く投げたことで自らに白星は付きませんでしたが逆転勝ちへの素地にはなったように思います。
ただそれでも投げてみなければ分からない的な不安定要素が強い美馬を投げ抹消せずに使い続けなければならない苦しさよ、カスティーヨや森、中森らと同じ立ち位置で回せばよいとも思いますが年俸が高い選手には結果を求める吉井監督だけに来週も当たり前のように先発することになりそうです。

坂本が移籍後初勝利

継投は坂本、横山、益田でした。
左がずらりと続くところの坂本は抑えて打たれて抑えて歩かせて抑えて、しかしヒットはベースに当たるアンラッキーでそうでなければただのファーストゴロで歩かせたのは申告敬遠、つまりは坂本としては左打者をきっちり抑えたわけで胸を張っていい移籍後初勝利です。
相棒の西村がポンポンと白星を重ねていただけに「俺だって」の気持ちはあったはずで、追い付け追い越せのプロ2勝目となります。
横山はとっちらかっていましたが伸びのあるストレートをこれでもかと、締めは似たタイプを続けるのもあれなので益田じゃないかもとも思いましたが怖い1点差で幕張の防波堤は決壊せずに最後は柳田を切って取って渾身のガッツポーズで最多セーブ争いは松井裕に6つの差を付けました。

慎吾技あり

外すかと思ったブロッソーは逆に打順を上げて犠牲フライにツーベース、さらなる延命となりそうです。
それにしたって里崎も指摘していましたがファーストは守れないのか、今日も安田がうろちょろしていただけにファースト安田ではなく安田ファーストであって欲しい、トータルの守備力としてもそちらがよい考えますがサードでもあんななのでベンチは怖いのかもしれません。
肝心のバッティングもヒットにしても凡打にしても腰の入らない腕先だけの小さな動きで、助っ人、には物足りなさすぎでしょう。
4点ビハインドを跳ね返した打線は犠牲フライ、内野ゴロの間の得点と「決定打不足」かつ「イヤらしい」点の取り方で何ともかんとも、そして追い付いた下位の4連打は見事でしたが藤原のゴロを上手く三森に処理されて流れを掴みきれないかと嘆いた直後の勝ち越し劇です。
やたら逆方向が多い石川慎ですがしかし合わせたようなバッティングではなく技あり、カットと言いますかスライスするようなスイングは1本目のヒットもそうでしたし決勝打となったライト前もそう、巧いイメージは無かったのですが認識を改める必要がありそうです。
又吉vs石川慎で右サイドに左の角中かとも思いましたが石川慎のままで正解、吉井監督は試合後に「迷った」といつぞやの「スイングがどうこう」とは違った微妙なコメントでしたがこれも閃き、吉井マジックと思えばこの週末にスイープを食らわせる前兆だろうと、無理矢理に楽しみになってきました。
好不調のバロメータ、外のボールを逆らわずに右に運んだ中村奨は今度こそと信じたいですがどうなんだろう、守りでも足が動いていたので信じさせてください。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 3 0 0 1 0 0 0 0 0 4 7 0
千葉ロッテ 0 0 0 1 1 2 1 0 X 5 11 1

◆8月24日(木) 千葉ロッテ−ソフトバンク19回戦(ロッテ11勝7敗1分、18時、ZOZOマリン、24,692人)
▽勝 坂本 38試合1勝
▽S 益田 48試合2勝3敗33S
▽敗 又吉 15試合1勝1敗
▽本塁打 柳田18号(美馬)、近藤20号(美馬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、坂本、横山、益田—田村
ソフトバンク 和田、武田、又吉、甲斐野—甲斐、嶺井

© 2007 オリオン村