ビビったよ、朗希

怪物対決の第二ラウンドは佐々木朗が四回で降板、田中将も六回の先頭打者を歩かせたところで交代となり、ともに勝ち負け付かずの痛み分けとなりました。
それにしても佐々木朗の降板にはビビりました、二回あたりから右肩を気にするような素振りがあったのでそれが原因かと思えばその後に普通にベンチで応援をしていて試合後の整列にも出てきて、どうやら右手のマメが破れて出血したのが理由だったようです。
四回の攻撃中にベンチ前に出てこなかったのでスマホをフル稼働させて、右手の指先を気にしているとのニッカンの記事に救われました。
最後のイニングとなった四回に抜けまくったのはいつものシュート回転ではなく痛みで投げきれなかったのでしょう、史上26人目27度目の1イニング4奪三振は初回に限れば史上3人目、12アウトのうち10三振という快投の代償となれば高校時代も指先に懸念があったため今後も背負っていく十字架になりそうです。

ベラミー加藤は勘弁

おそらく四回表が終わってすぐに降板が決まって裏の攻撃が長かったことで、二番手の小沼に準備の時間はあったはずです。
リードしている展開でしたから美味しい白星が手に入るはずが四球が絡んでの逆転被弾を食らい、ロッテファンの悲鳴とため息がスタンドから漏れました。
それでも1点ビハインドでしかない中盤に小野、東條と突っ込んだのは分からないでもないですが、オスナの加入で小野をそういった場面で起用するのであればそれはよいですが東條は勝ちパターンに限定して欲しい、その東條が島内に二打席連続となるアーチを打たれるのですから皮肉なものです。
そう考えるとまだ一枚足りない、八木がもう少し信頼度を上げるか唐川や佐々木千の復帰を待つか、苦しい中継ぎ事情です。
そして角中のような体によさそうなものはいいですがエチェバリアみたくキンキラネックレスってなぜ必要なんだろう、3点リードでも怖い益田はまだシンカーを制御できずにピンチを作って、ロッテファンを最後の最後まで試合に集中させてくれました。
そんなシンカーがバウンドしがちなのに加藤を抑え捕手に起用する不思議さよ、ベラミー加藤のバネバネの実の威力は絶大です。

角中、走る

今日は久しぶりに打線が勝利をもたらしてくれたと言ってよく、楽天が誇る安樂、宋家豪を攻略してその口火を切ったのは角中の内野安打でした。
ボテボテのゴロに必死に走って、山口のフルカウントでも例によってのオートスタートで何度もセカンドまで走って、荻野のバントでサードに走って、そしてこの表情に高部の打球が内野ゴロになったらどうしようと不安でしたがライト線にクリーンヒットで余裕のホームインです。
どうしても山口をいじりたいのかその必要がないのにスライディングの指示を出すなんてのはどうかと思いますが、ベテランの意地を見せてもらいました。
そもそも二打席凡退ながらも捉えてはいた小川にチャンスでもないところでの代打が自分的には疑問でしたが、ベンチの采配が大成功です。
もっとも代走を出さなかったのはなぜだろう、そのまま守らせるという選択肢があったのか、まさか角中の足に期待をしたわけでもないでしょう。
そして八回には佐藤都が豪快な一発を、切れるか微妙な飛球だったので本人も立ち止まって行方を確認してその後は気合いが入りまくりのランだったことでこのブレよう、それでもその気合いに相応しい見事な値千金の勝ち越し弾でした。
それで終わらずに茶谷の内野安打から荻野がファールで粘りまくってのタイムリーを放って、この2点目が無ければ益田がどうなったかが分からなかっただけにお立ち台に荻野も呼んで欲しかった、角中も、たまには五人の大人数でもよかったような、ドラクエのパーティー人数に敬意を払ったのかもしれません。
さて注目の外国人選手枠は意表を突いて入れ替えは無し、先日の試合が中止となった予備日としてチャレンジをさせたのかもしれませんがレアードもマーティンもからっきしで明日にも入れ替えたい、茶谷と小川をもうちょっと見たい気はしますがあまりに酷かった今日の舶来砲ズでした。

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楽天 0 0 0 0 3 0 1 0 0 4 10 0
千葉ロッテ 1 0 0 1 0 0 2 2 X 6 10 0

◆7月1日(金) 千葉ロッテ−楽天12回戦(ロッテ6勝5敗1分、18時、ZOZOマリン、20,194人)
▽勝 ゲレーロ 31試合2勝2敗3S
▽S 益田 30試合1敗18S
▽敗 宋家豪 24試合3勝2敗
▽本塁打 島内5号(小沼)、6号(東條)、佐藤都3号(宋家豪)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、小沼、小野、東條、ゲレーロ、益田—松川、佐藤都、加藤
楽天 田中将、鈴木翔、安樂、西口、宋家豪—炭谷

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