勝利の男神ズ、を宣言できず

昨季は3戦3勝で今日に連敗を止めていれば「勝利の男神ズ」を高らかに宣言するつもりでしたが、絵に描いたような逆転負けでそれは成りませんでした。
それどころかお揃いの帽子を被って応援するもつまらない試合になって申し訳ない、土曜日デーゲーム縛りで今季の最初は今季の最後となってこの屈辱を晴らすのは来季までお預け、それにしてもしょぼかったなぁ、打てない野球はとにかくつまらないです。
そんな今日はようやく聖域にメスを入れる中村奨外しがあってスタメンをかなりいじってきましたが結果が伴わず、しかしこれがきっかけで正常な競い合いとなるのであれば産みの苦しみとでも思いましょう、目先の勝利も欲しいですが普通のチームになるのがまず第一です。
その中村奨外しについて吉井監督のコメントは伝えられず担当記者は仕事をしろよ、今日の一番のポイントを触らぬ神に祟りなしでは話になりません。
中村奨は守りを終えた選手たちを、できれば先頭を切って欲しかったですがそれでも出迎えには出てきてふて腐れてはいなさそうです。

1点打線

この連敗中は6試合で6得点と見事なまでの1点打線は7連敗でも7得点と、律儀なものです。
内に対して岡ではなく和田、友杉でも茶谷でもなく小川だったのは左打者を不得手にしているのが理由かと思えばデータとしてそんなものは無く、岡もちょっと打ったと思ったらまた停滞気味でしたし友杉は規定打席に達した途端に黙りとなって茶谷はずっと低空飛行となればこれもフラットな一環と考えることにします。
しかし残念ながら機能せず捉えたかと思った打球が伸びずに、あるいは野手の正面を突く不運があったにせよ力強さが感じられません。
ぎっくり腰から復帰した安田も4タコでその結果ほど内容は悪くはなく芯を食ったっぽい打球もありましたが、そうは言っても安田も1割すら切りそうで明日のスタメンを吉井監督が確約しましたがサードとは限らず、中村奨とのサバイバルでともに高め合ってくれればと願います。
そのサバイバルには守備への貢献も加味してもらわねば、サードでの動きやグラブ捌きは安田がかなり上で五回の守備では打者走者の脚力を考えれば二塁走者をもうちょっと牽制してのスローイングでよかったと思いますが、この回も含めて何度か中村奨だったら危うい打球を無難に処理してくれました。

不憫大王

それにしてもメルセデスが不憫で、不憫で、申し訳なくてこちらが胸苦しくなります。
今季初登板はいきなり被弾するも6回1失点とまとめてしかし同点での降板となって、2試合目は5回零封で勝ち投手の権利を得て交代するも横山、澤村で追い付かれてしまい、前回は6回1失点でやはり勝ち投手の権利を手にしてしかし八木という世紀の継投ミスでこの大型連敗が始まりました。
今日は6回零封で今度こそと今季初勝利を願いましたが、しかし澤村の大炎上でまたしても雲散霧消です。
4試合23回を投げて2点しか失っていないのに1つも勝てない、防御率0.78、被打率.165でしかないのに1つも勝てない、もう笑うしかないでしょう。
メルセデスと言いますか佐藤なのかもしれませんが攻撃的なリードに応えて気合いもほとばしって、それでも報われないのは可哀想すぎます。
援護率が2.08とかなり低いですがそれでも小島の0.64、種市の1.87、西野の2.00に比べればマシで完封しないと勝てるはずもない小島とは違って降板したときには勝てる可能性があっただけに、リリーフ陣がそれを潰すというあともう少しが実現できないイライラが募ってそろそろ暴れ出しても誰も止められません。

澤村･･･

今日は澤村が悪かった、もうそこに尽きます。
ここまでメルセデスを酷い目に遭わせていたことからして七回続投もありだったと考えますが七回で継投に入れば一番手が鈴木、は先発が代わるタイミングで試合の流れが変わるリスクが高まるため妥当な判断で、そして最後を澤田で締めるとなれば八回の候補は澤村か西村しかありえません。
安心感的には西村ですが西村もずっと与四球という懸念材料を抱えていて登板間隔の関係もあって澤村、は必ずしも間違いではないでしょう。
ただそこまで味方が3安打しかしていないのに4連打を浴びるのはさすがにきつい、調子なのか衰えなのか、メルセデスの祈りは届きませんでした。
その澤村の後始末をした澤田のあの怒りは何だったんだろう、タイムリーを浴びたことへの自らへの怒りだったのか、それともなぜビハインドで投げなければならないのかとの不満だったのか、まさかとは思いますが澤村、益田の予定だったのであれば後者については理解できます。

明日への活力に！

◆4月27日（土）　千葉ロッテ−楽天4回戦（楽天2勝1敗1分、14時、ZOZOマリン、24,478人）
▽勝　内　4試合1勝1敗
▽S　則本　9試合1勝4S
▽敗　澤村　9試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ　メルセデス、鈴木、澤村、澤田、国吉—佐藤
楽天　内、宋家豪、則本—太田、石原