流れを掴めず

毎回得点圏に走者を背負いながらも粘りのピッチングを見せていた種市に対してそこまでパーフェクトだった宮城からワンチャンで先制してそういうことってあるよね、と流れを掴んだかと思えば次の回に6球で簡単に二死まで取った種市が同点弾を浴びて追い付かれてしまいました。
再び流れを掴むべく四球を選んだ茶谷に井上はスリーボール、そこで打ちにいくことを全否定はしませんがせめてハードヒッティングであって欲しかったです。
その後はチャンスらしいチャンスも作れずにラッキーエイトも山口が落ちるボールに空振って以上終了、山本に勝ったのに宮城に負けるもったいなさです。
パーカー配布があったにせよあの価格での満員御礼に応えることができず、しかし球団はえびす顔、ダイナミックなプライシングは下を向きそうにもありません。

狙いは当たるも･･･

宮城は苦手にするどころか昨季は打ちのめしましたしむしろ得手だったはずが今日は僅かに3安打、まともに芯に捉えることができませんでした。
吉井監督らしからぬ右打者をずらりと並べた打線は宮城がその右打者に打たれていることと昨季に岡が5打数3安打、茶谷が2打数2安打、井上が3打数1安打の相性を考慮したのでしょう、その期待に応えて宮城が許した6人の走者のうち4回がこの3人で友杉もヒットにプロ初盗塁でしたから正しく機能したことになります。
しかし真ん中が打てない、安田はまだいい当たりがありましたがキャプテンは相変わらず1割台のままでいつまで我慢するんだろう、先日に小川が抹消されて代わりに引っ張り上げたくなるような数字の浦和組もいないわけでセカンドの聖域はきっと吉井ロッテでもこのまま続く覚悟が必要そうです。
ポランコもここのところポッピーと化していますししかし一ヶ月は様子見なのか、チーム打率は昨季を考えればこんなもので投手陣が頑張っていることでこの順位にいますがしんどい、勝ち負けもそうですが興行としての展開がしんどい、打てない野球はとにかく面白くありません。
トピックスは藤原がファールで粘って10球目に左腕に左打者として理想的なバッティングを魅せてくれたぐらいで、友杉のスクイズは吉井監督いわくセーフティースクイズのサインだったようですがセーフティーの必要があったとも思えず、どちらにしてもあまりに真正面に過ぎました。

これが種市

ストライク先行で球数少なく長いイニングを投げられるように、課題を意識して臨んだ種市はしかし96球で五回を投げきれませんでした。
簡単に追い込んだかと思えば攻めきれずスリーボールになるケースがままあって当たってねーんじゃねーの、を含めての5四死球と乗れそうで乗れない、それでも6三振とストレート、フォークともに悪くなかったですし散らばるのが種市なのでむしろ課題を意識しない方がよいような気もします。
それこそ大嶺ではないですが力のあるボールをえいやっ、でゾーンに投げるが正解か、どうあれ今日の種市はしっかりと種市だったと思います。
前回に初球危険球退場だった西村が種市の残したピンチを切って取って今季初登板の唐川は何となくやってくれそう、捉えられまくっていた小野はどうだろう、中森はストレートは見た目より伸びていそうですが変化球でそのストレートを活かせていないっぽい、それでも零封リレーで2失点の投手陣は責められません。

明日への活力に！

◆4月16日（日）　千葉ロッテ−オリックス2回戦（1勝1敗、14時、ZOZOマリン、29,114人）
▽勝　宮城　2試合2勝
▽S　平野佳　4試合3S
▽敗　種市　3試合1勝2敗
▽本塁打　頓宮1号（種市）

▽バッテリー
千葉ロッテ　種市、西村、唐川、小野、ペルドモ、中森—佐藤都、田村
オリックス　宮城、宇田川、平野佳—森